Scandalous!





「隊長、お迎えに来ました!」

「おはよ、薫ちゃん」


朝、食堂に行こうとドアを開けると副隊長の花田薫ちゃんが立っている。

最初はびっくりしたけど、もう慣れてしまった。



「今日、帝王が食堂に来るそうですよ!」

「ほ、ほんとに!?早く行かなきゃっ」

「隊長、かわいいです!」

「薫ちゃんの方が可愛いよ?」

「無自覚さんめぇ!」



これは、朝のいつもの風景。でも、薫ちゃんは僕の何を見て可愛いっていうのか全然わかんない。

僕、結構でかいし顔平凡だし……

(そこが無自覚なの!)



「隊長、早く行かないと!」

「あ、うん!」



急かす薫ちゃんを追いかける。途中、何回も転びかけてやっと食堂についた。



「隊長、おはようございます!」

「お、はよ!」

「もう、いい加減慣れてくださいよ!」

「うん!」




色んな隊員に挨拶され、キョドりながら返す。毎日のことなんだけど、やっぱ慣れないよ





[次へ#]

1/17ページ

[戻る]


第3回BLove小説漫画コンテスト開催中
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!