Scandalous!



朝日が差し込んできて眩しさに目を開けると、なんと鼻が付きそうな距離になんと薫ちゃんが。


「おはようございます。隊・長?」



にっこり、笑う薫ちゃんは可愛いのに震えが止まりません。


な、なんでこんなに怒ってるのー?!



「ビックリしましたよ。朝いつも通り迎えに行ったら部屋はもぬけの殻でしたし?」
「うぅ・・・」
「しかも、親衛隊集めて捜索してたら帝王が部屋に連れ込んだって聞いたし?」
「あ・・・ここ帝王のお部屋・・・?」
「隊長!聞いてます?!」
「ひゃっ!!ごめんなさい!」


昨日、あのまま寝てしまったんだ・・・
あ、薫ちゃん、目の下に隈ができてる。僕のせい、だよね



「薫ちゃん!」
「・・・なんですか?」
「心配かけて、ごめんなさい」
「・・・別に、隊長が無事だったら、いいんですから(くそ、涙目で震えながら見上げるなんてどこで覚えてきたんだ・・・)」
「えへへ、薫ちゃん大好き!」


「「!!」」
「だ、ダメだ!!」
「て、帝王!?」



な、なんで帝王が!?


・・・ここ、帝王のお部屋でしたよね・・・

すっかり忘れてました。










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あきゅろす。
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