Scandalous!



「落ち着いたか・・・?(上目遣い・・・っ俺を試しているのか!?)」
「す、すみません!」


なんとか涙を止めようとしたのですが止まらず、結局帝王にずっと抱きしめられたまま時間ばかりが過ぎちゃいました。


「ご、ごめんなさい!」
「あ?」
「あっ、僕、凄くめんどくさいですよね!すぐ泣くし、弱虫だし、暗いし、地味だ・・・し」



こんなこと帝王に言ってどうするの僕!帝王困ってしまうに決まってるのに!


「わ、今のなしです!忘れてください!すぐ離れますね!」
「別に、いい。このままで(今日は邪魔するやつもいねぇからな)」
「そ、うですか」


困らせたくなんか、なかったのに・・・僕、ダメダメだね・・・


「別に、困らねえから(どうせ、困らせた、とか考えてるんだろう)」
「ふぇ?」
「だから、泣かないでくれ(それ以上は理性がもたん)」
「は、い・・・」


そのあとは、帝王の腕の中で、緊張しすぎて眠ってしまいました・・・




「お持ち帰りしろってことか・・・」









あ・・・親衛隊規約の「夜間一人で出歩かない」を破ってしまいましたが・・・だ、大丈夫だよ・・・ね?









[*前へ]

17/17ページ

[戻る]


第3回BLove小説漫画コンテスト開催中
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!