Scandalous!



「ほら、来いよ」
「えっ」
「だめ!隊長は僕の方がいいよね?」
「俺に決まってんだろ」
「は?何言ってんだよ…ですか」


薫ちゃん、さっきから言葉がちょくちょくおかしいけど……どうかしたのかな?


「離せチビ」
「嫌です、そんな汚れた手で純粋な穢れをしらない隊長に触らないでください。虫が移ります。」
「む、虫!?」
「虫なんかいねぇよ!」
「ひぅっ!」
「……ッチ」


虫に反応してキョロキョロすると、帝王に怒鳴られてしまった…だ、だって…虫、怖いっ


「隊長、悪い虫は僕が退治したのでもう安心していいですよ!」
「ほんとに?」
「はい!じゃ、教室に戻りましょう!」


薫ちゃんと手を繋いで食堂から出ようと足を踏み出した……よね?


「おい、俺の許可なく連れていくな」
「はい?貴方は学習されたらどうですか?それより、隊長離してくれませんか?」


でも、帝王に逆の手を掴まれて前に進めない。


「はっ、意味わかんねー」
「そうですか……あ、ヤりすぎて頭狂ったんじゃないですか?多分その脳みそぜんぶ性欲に注ぎ込んだんじゃ…」
「かかか、薫ちゃん!可愛いのにそんな言葉使っちゃダメ!」


もうびっくりだよ…あ、あんな事人前じゃ言っちゃ駄目だよ…っ





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