Scandalous！
■
「お前……」
帝王が何かを呟いたかと思うと、僕の腕を掴み引っ張った。
「……ふぇ？」
そして、気が付けば帝王の腕の中に居た。
「は、離してください！」
なんとか逃れようと腕の中でもがくが逆に強く抱きしめられてしまう。
「帝王、どうかされたんですか？」
「か、薫ちゃ、」
帝王の後ろから薫ちゃんがひょっこり顔を出した。そして、顔がみるみる険しくなる。
「薫ちゃ、これは！」
「おいそこの万年発情男！俺の月華を離しやがれぃ！」
「えぇ！？」
今、薫ちゃんはなんて言ったの？
「おい、こいつの前では可愛いキャラで行くんじゃ無かったのか」
「はっ！隊長、大丈夫ですか！？あんなキモ男に触られるなんて……っ！早くシャワー浴びに行きましょう！僕と！」
「え、え、う、ん？」
ま、マシンガンだ…
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