Scandalous!



「隊長、お昼一緒に食べません?」
「あ、ああ」


四限が終わり、教師が教室を去ると同時に亮くんが僕の席へと凄い速さでやってきた。


「今日は帝王来るかな?」
「…わかんない」


帝王、朝機嫌悪かったな…やっぱ、僕が居たからかなあ?


「隊長、前!」
「ふぇ?」


ドン


亮くんに呼ばれ、顔を上げるとそこには帝王。


「………!!ご、ごめんなさい!」


一瞬固まってしまったが、思考が戻ったと同時に慌てて謝った。


「…………」
「あの、ほ、本当に、ごめんなさ、」


帝王は僕を見たまま何も喋らない。動かない。しかも目を見開いたりしてて…
思わず、涙が出てきた


「ひっく、……うぅっ…ご、ごめんなさ、い…ふぇぇ」
「た、隊長!泣き止みましょう?ね?」


亮くんは僕を抱きしめながら頭をぽんぽん、と撫でる。




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あきゅろす。
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