Scandalous!
■
異様な空気が満ちる体育館。
僕は、思わず呟いた。
「…………帝王……かっこいぃ」
「君!そこの新入生!!」
「?」
「君、帝王の親衛隊に入らないかい!?」
「え!?」
「え、じゃないよ!好きなんでしょ?帝王」
「ぅ、あ、はぃ……」
「なら尚更入りなよ!そして、皆でその気持ちを分け合おう!」
「で、でも、」
「……親衛隊に入れば、帝王の画像毎週月・水・金曜日に配信してるんだけどなー」
「!!………は、入る!」
「そうこなくっちゃ!一名様ご案内!」
それから、僕は親衛隊室に連れていかれ紙に名前を書き見事親衛隊になったんだ……
そして、その二ヶ月後。
「な、んで僕が?」
「お前が、副隊長に適任なんだ」
「でも、」
「大丈夫だ。お前らも、文句ねぇな?」
「月華がいいなら、俺らはいいよ!」
「ほら」
「……わかった」
何故か、いつの間にか副隊長になって。
そして、今日。
「月華、お前を親衛隊隊長に任命する」
な、なんで!!?
柊学園に入学して半年。
僕、親衛隊隊長になりました。
Scandalous!
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