*Heart Swing*
6*
「あのね、まま!」
『ん?どうしたの??』
「けい、ゆめみたの!」
『えー、どんな夢だったの??』
「えとね、ぱぱのゆめ!!」
慧のその言葉に渚は
一瞬ビクッとした。
『.....』
「??....まま??」
『...あっ、なんでもないよ!
それで、どんな人だったの??』
「えへへ、すんごーいカッコイーひと!
あと、おっきかったよ!!
こーんな!!!!!」
そういって慧は嬉しそうに
両手を大きく広げてみせた。
『....そっか』
渚は微笑んだが
その表情には、悲しみの色を
滲ませていた。
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