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ザ・シンラショウ
エンディング
マ「おめでとうミーリィちゃん!
賞金いっせんまんと、夢をひとつ叶えちゃうよ!」
ミ「…あの、時間は大丈夫ですか?
5分ニュースも…」
マ「ミーリィちゃんって、腕時計してるよね?」
ミ「え、ええ…」
ミーリィが腕時計を見る。
ミ「!?」
時計は、午後9時50分を回ったばかりを指していた。
マ「実は、大統領がこうなることを予期しててね。
だから、スタジオの時計を少しずつ進めて…」
ミ「趣味が悪いな…大統領は」
マ「え、ミーリィちゃん?」
ミ「つまり…画面に出ていたリミットタイムも、大統領が言った5分ニュース休止も、全部嘘だったわけだな?」
マ「…ミーリィちゃん、大丈夫かな?」
ミ「人を病人みたいに言うな」
マ「でも…」
観客とスタッフ、騒然。
GUEST   SUBSTITUTE MC
MC SHINRA    マリィ先生
(ミーリィ・フィリアプラシウス)

画面に出たテロップを見て、観客とスタッフが更にざわめく。
森『人がせっかくカバーしたのに、自らばらしますかね普通…』
ミ改めMC
「元々私の正体をばらす気満々だったのは、そっちだろうが…。
と言うか、いい加減に下りてきたらどうだ?
『あいつ』まで取り込んで…、本当にお前は敵に回したくないな」
大統領がサブから下りてくる。
森「まあ、お互い様でしょ?
僕も貴女は敵にしたくないし…」
EXECUTIVE AGENCY PRODUCER
    森羅大統領

MC「エグゼクティブプロデューサー代理…か。
随分待遇がいいんだな」
森「肩書きだけだよ。
さて、SHINRAさん。
貴女は、ドリームチャンスをクリアしました。
マリィさん?」
マ「は〜い…て言うか、なんか私アシスタントみたいになってるけど…。
(観客笑い)
えっと、ミーリィ…じゃなくてSHINRAさんは初恋の人に会いたいって言ってたけど」
MC「それは正直どうでもいい」
マ「…え?」
MC「私の…そう、『ミーリィ・フィリアプラシウス』ではなく『MC SHINRA』の夢は、この場で一人でも多くの夢を叶えることだからな」
森「じゃ、賞金はいらないの?」
MC「全額寄付をさせてくれ」
森「メイリン・フィルソンに?」
MC「…やっぱりお前は敵にしたくないな」
※メイリン・フィルソン…生まれてからMC SHINRAと一緒に育てられた女性。
現在は、イタリアでボランティア活動をしている。

森「EP代理権限でOK」
マ「代理司会者権限でOK!」
MC「…どっちも代理ではないか」
観客、笑い。
その時、3人がADの出したカンペに気付く。
カンペ
[時間がないです、しめて!]
エンディングテーマが流れ始める。
マ「え、もう時間!?
えっと…」
マリィ、慌てて正面のカメラの前に移動する。
マ「今回の挑戦者SHINRAさんは、見事自らの夢を実現させることが出来ました」
森「次回この場所で、自らの夢を実現させるのは誰なのか?」
マ&MC&森
「貴方の夢を叶えます!」
SHINRAのみ「お前の夢を叶えよう!」

3人が、扉からスタジオを出る。







企画:森羅大統領
問題製作:
ザ・シンラショウ製作委員会
司会:マリィ先生
解答者:ミーリィ・フィリアプラシウス
   (MC SHINRA)

カメラ:高野雄三
照明:徳本ゆかり
CG:片山紗理奈
音響:ふしぎのあゆみ
セット:私室大道具隊
D :倉沢小吉
AD:R.E.N.
  自称朝倉和美
P :リーウェル・フォックス
SP:名都瀬有美
AP:偽ゆい
TK:たくのや

EP代理:森羅大統領

スペシャルサンクス:
日本/銀河テレビ
『ザ・クイズショウ』

制作:森羅大統領の私室
著作:青先シティテレビ


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