[携帯モード] [URL送信]

ザ・シンラショウ
Bパート終盤(7問目)
マ「じゃ、第7問。
この問題に正解したら、いっせんまんとドリームチャンス挑戦権を獲得できるよ。
じゃあ…問題!
エムシーシンラさんとミーリィちゃんの共通点は、何?
えー・デビュー当時の所属事務所、びー・通っていた高校、しー・付き合っていた恋人、でぃー・て言うか同一人物」
観客、ざわめき。
ミ「…な、なんですかこの問題」
マ「ん?」
ミ「……この問題、答えがないじゃないですか!」
マ「そんなはずないよ、万全の体制で作られた問題だから。
さ、ミーリィちゃん…答えをどうぞ!」
ミ「………」
ミーリィが席を立ち、スタジオを出ようとする。
が、放送中なのにADの格好のままの大統領が慌ててマリィの元に走る。
マリィが唖然としていると、大統領が小声で何かを説明して出題カードを取り替える。
マリィが大統領から渡されたカードを確認すると、スタジオ出口の扉に手をかけそうになっていたミーリィを大声で呼び止める。
マ「…ミーリィちゃん!」
ミーリィが、ゆっくり振り返る。
マリィと大統領が深々と頭を下げる。
マ「…ごめんなさい!」
森「申し訳ありません!」
ミーリィと観客、唖然。
森「こちらの手違いで、リハーサルに使ったダミー問題を出題してしまいました」
マ「知らないこととは言え…たいした確認もせず出題した私のせいだよ」
ミ「……。
(大統領…何故そんな『嘘』を?)」
ミーリィがゆっくりスタジオに戻り、再び解答席に着く。
マ&森『重ね重ね、すいませんでした!』
ミ「…もういいですよ。
それより、新しい問題を出して戴けませんか?」
マ「うん、分かった!」
大統領、静かにスタジオを去る。
マ「では改めて第7問!
次の広島のテレビ局のうち、開局が最も遅かったのはどれ?
えー・中国放送、びー・広島テレビ、しー・広島ホームテレビ、でぃー・テレビ新広島」
Q7.次の広島のテレビ局のうち、開局が最も遅かったのは?
A:中国放送  B:広島テレビ
C:広島ホームテレビ D:テレビ新広島

ミ「一番早いのは中国放送だったと思うけど、…と言うかマリィさん?」
マ「ほえ、何?」
ミ「何故、広島県のテレビ局なのでしょうか?」
マ「局の上層部には山口県出身が多いんだけど、山口県にある(地上波の)テレビ局は広島県より1つ少ないから、NHK入れないと4択にならないからね。
…ってさっき大統領が言ってたよ☆」
ミ「そうですか…。
えっと、Dで」
マ「Korrigieren Sie!!」
※「正解」のドイツ語

\10,000,000

観客、戸惑いながら拍手。
ミ「…何故いきなりドイツ語で?」
マ&一部の観客『気分!』
観客、笑い。
マ「さて、観客と一体化したところで…。
(観客苦笑)
見事いっせんまん、そして同時にドリームチャンス挑戦権も獲得したよ☆
(観客拍手)
さて、ミーリィちゃん…ドリームチャンスに挑む?
それともドロップアウトして、いっせんまん持って帰る?」
ミ「勿論、挑戦します」
マリィが、司会者と解答者の席がある台から下りて、中央のカメラに駆け寄る。
マ「どりぃ〜む、ちゃ〜〜〜んす!!」
照明が変わり、幻想的なBGMが流れる。
DREAM CHANCE

BGMに合わせて、マリィが不思議な踊りを約30秒間踊る。
(2分のCM)

[*前へ][次へ#]

6/8ページ


あきゅろす。
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!