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BASARA学園に集え!
理事長最強伝説
「しかも、だ!退職したんだか影が薄いんだか、消えてた教師が戻ってきやがった。」

「…幸村、特徴は?」

「筋肉と金の亡者に、麿。それからアイウズマイテマース。」

「本ッ当に説明下手だな幸村。」

「政宗殿には負けまする。」

「ほぅ…それは挑戦状として受け取っていいんだな?いつでも相手になってやるぜ?」

政宗が手をべきべき鳴らしながら幸村に啖呵を切ると、妙に冷めた目で政宗を見る幸村の姿があった。

「政宗殿、少しは黙っていて欲しいでござる。スルメに集中出来ぬ。」

「スルメに集中って何してんだよ。」

太陽が物置から新しくスルメを持ってくると、匂いで飽きたのか政宗が窓を強引に開けて空気の入れ替えを始めた。

「スルメってじいさんばあさんの臭いがすんのな。」

「それはいったらアカン。」

「政宗殿は汗と泥の臭いしかしないでござる。」

「青春の香りって言え!!」

「どうでもいいよ!んで…、学園説明会はこれで終わり?」

早く切り上げたい太陽がそう切り出すと、まだここに居座って授業を公欠したい政宗がテーブルにビタッと張り付いた。

「後一つ!」

「何?」

「実は、BASARA学園は元々高校だけのところだったんだけどな。」

「理事長がそれではつまらぬからと、中学、高校、大学を一緒にしてしまったのでござる。」

「つまり。」

「中学から大学までエスカレーター式になっちまったんだ。shit。」

「いいことじゃんか。受験戦争に巻き込まれずのんびり出来るぞ。」

「嫌でござる!」

「こいつと大学まで一緒なんて死んでもお断りだ!!」

「なら死ね!」

「「ひどっ」」

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