BASARA学園に集え!
魔王再臨
「魔王ぉ?誰、魔王って。」
「なんと!貴殿は魔王を知らぬのでござるか!?」
幸村が驚いて立ち上がると、口に入ったスルメを飲み込んだ政宗が復活した。
「BASARA学園の理事長、織田 信長だ。ここいらじゃfamousだぜ?」
「知らないものは知らないんだからしかたないな。」
スルメを口に含んで言うと、政宗は幸村の湯飲みを奪って飲み干した。
「!!政宗ど「それでその織田って理事長が戻ってきたからどうなるの?」
「乱世だ。」
「織田は今まで覇王学園に行っていたのだが…。」
「だが?」
「そいつは退学大好き魔王でな。生徒全員退学にしちまって学園として成り立たなくなったから戻ってきたんだ。」
「馬鹿だろ。」
目を細めていると、幸村がため息をつきながらスルメをつつき出した。
「しかも停学をくらっていた元生徒会長達が復帰し、瞬く間に現生徒会を乗っ取ってしまったのでござる。」
「停学って何したんだよ…ってか乗っ取る!?すげーなそいつら。」
素直に驚くと、政宗は人差し指で太陽を指差した。
「織田は、秘書や何人かの生徒も道連れで覇王学園に連れてったんだが、織田が戻るっつうからそいつらも戻ってくる。」
「へぇ〜どんなやつ?楽しいやつらか!」
だんだん興味が沸いてきて乗り気になり、テーブルに身を乗り出すと幸村が小さく唸った。
「面白い御仁…ではないかと。」
「なぁんだ。特徴は?」
「金平糖依存性と、俺様最強伝説と、削除する正義。」
「ワケわからねぇよ。」
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