BASARA学園に集え!
ブラック幸村 降臨
スルメ論争を強制的に終わらせ、落ち着いてきたところでやっと本題に入った。
「別に学園の説明なんて明日でもよかったじゃんか。」
「今日じゃなきゃ駄目だったんだ…。」
政宗が妙に真剣な顔で言うものだから、太陽は一瞬たじろいた。だが次の瞬間にはイライラが溜まった。
「今日は数学の授業があったから面倒で面倒で…。」
「さぼたーじゅするために今日を選んだのでござる。」
「お前らいっぺん死んでこい。そしたら少しはマシな性格で蟻として転生出来んよ。」
「蟻はdecisionか。」
「某、蟻より虎として「そういう問題じゃない。」
*****
「確かに明日でも良かったんだが、色々面倒事が増えたんで早めに教える為に来たんだ。you see?」
「NO see。」
「NOOOOOO!!」
「政宗殿!?落ち着かれよ!!」
そう言って政宗の口に茶に浸したスルメを突っ込み黙らせると、幸村は姿勢を正して太陽に向き直った。
「この一ヶ月でBASARA学園は大きく変わってしまったのでござる。」
「へぇ、んで。」
太陽が先を促すと、幸村は政宗の口に入っているスルメをさらに押し込みながら言葉を紡いだ。
「魔王が帰ってきたのでござる!」
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