シスコン☆プリンス
3
皆の反応はバラバラだった。兄、風間は妹が作ったのもあって「見た目で決めつけるな。」と言いながら席につき、天霧は冷や汗を流しながら「まぁ…死にはしないでしょう。」と言って近くにバケツを用意し、不知火は「だからやめろっつっただろーがぁああ!!」と叫んで家を飛び出したがすぐに風間に捕まった。
「それでは皆さんご一緒に!頂きまーす!」
「…。」
「頂く。」
「い…嫌だ!まだ死にたくないってかこんな料理で死ぬのは嫌だー!!」
風間兄妹以外は青い顔をしながら暗黒物質を口に運んだ。
「「「「………。」」」」
「うぇぇええッ!!」
「なっ…何ですかっこれはっ!?」
「暗黒物質なんか食わせんなよ!もういい!俺が作り直す!ただでさえ金の無いこの家でやっぱ天龍に勝手場を任せちゃならねぇ!!」
「ーーー…。」
三人がバケツに直行したが、風間だけ黙々と暗黒物質を口に運んでいた。
「風間やめろ!それ以上食ったら死ぬぞ!」
「何を言っている…不知火。これはこれで美味ではないか。」
風間が脂汗をかきながら言い切る。よほど厳しいのだろう。目がヤバイ。と、天龍が風間に駆け寄ると同時に風間はぶっ倒れた。
「風間!」
「ちぃ兄!」
「おいっ!風間ぁ!」
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