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シスコン☆プリンス
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「天龍…。何故今日沖田とずっと一緒にいた?」

家に帰ると同時に正座させられ、今上から見下ろしてくる兄、風間 千景に問い詰められてるところだ。天龍はヤバい…と分かりながらそっぽを向いた。

「何の事だよ、ちぃ兄!」

「とぼけるな。俺はお前と帰ろうとずっと下駄箱でスタンバっていたのだが、お前が沖田と出てくるから出るに出られず、こっそり後をつけていたら…。どうやら放課後はずっと沖田と一緒にいたようだな…。」

「!!!ちぃ兄、それストーカー!!」

「ストーカーではない!ただ妹の身を案じ沖田に殺気を送りながら黒いオーラを発して後をつけていただけだ!!」

「それを世間一般ではストーカーって言うんだよ!!」

兄妹で口論していると、玄関が開き天霧と不知火が両手に買い物袋を持って帰ってきた。そしてこの状況を一瞬で理解した二人は溜め息をついた。

「風間…。ストーカーはよくないと思うぜ?」

「天龍が可哀想ですよ。早く解放してあげてください。」

「ちぃ兄、二人の事も早く解放してあげて…!」

「五月蝿い…。さっさと飯を作れ。」

風間は全員の言葉を流すと階段を上がって自分の部屋へ行ってしまった。これは…拗ねたな。

「もう…ちぃ兄は。」

「仕方がありませんね。…天龍、申し訳ないのですが勝手場をお願いします。」

天霧はそう言って洗濯籠を片手に階段を上がった。残された二人は買い物袋の中身を整理して勝手場へ移動した。



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あきゅろす。
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