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シスコン☆プリンス
5
「おっ…終わったぁ〜。」

「ご苦労だった、大空。」

最後に備品室へ二人で運び、仕事が終わった。天龍が額の汗を拭うと、不意に頬に冷たい感触がして跳び跳ねた。

「ひゃあっ?!」

「すっすまん!そこまで驚くと思わなかった…。」

「大丈夫ですけ…ど!これ…すぐ売り切れでいつも手に入らない幻の'フルフルゼリーシリーズ トロピカルフルーツ味'!!」

「?!好きなのか…。」

「大好きです!」

「……。今日はよくやってくれた。これはほんの少しばかりの礼だ。」

そう言って斎藤は缶を天龍に渡す。天龍は心から嬉しそうに喜び斎藤に抱き着いた。

「ありがとうございます!斎藤先輩!!!」

「!?!?…あぁ///」

そして天龍は右ポケットに入っている紙を見て、思い切って斎藤に聞いてみることにした。

「あの…斎藤先輩。古典で分からないことがあるんですけど…。」



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あきゅろす。
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