帝王院高等学校
浅ましくも終焉なきオーケストラ
音はしない。
生きている者の発てる音、だ。



「目は見えている」

けれど眠っている。

「指は動く」

体も手首も縄の様なもので固く縛られているが、指だけは自由に動くのが判る。

「お前はどうしたい」

声はない。
つまり自分以外の発てる声、だ。

「もう少し、人間らしく獰猛なまでに厚かましくなっていると、思っていたのに」

全ての思考が眠っている。



神も。
騎士も。
咎人も。
脆弱な、指揮者も。



「俺だけが全て偽りだと知っている」


全ての答えを知っている。
決して覆る事のない未来へ着実に近付いていく。

鬼はまだ来ない。
息を潜めて息を潜めて、堂々と。隠れる事なく待っている。





「どうしてこう、退屈なのか」


壊れた楽器は壊れたまま。
偽りの指揮者は定められた五線譜からは決して、逸れる事はない。















「溝江君!ゆっくり足を伸ばして!そう、もうちょい!」
「早く!…ああ、もう、そっちじゃないと言ってるのに。物覚えが悪い男ですね」

太陽と要が並んでいるのは、壁に沿って配置されている階段の所々に設置された簡易な足場だ。手摺がある所もあれば足場のみのデンジャラスな所もあり、運動神経には自信がある要は階段を一番上まで登り、中腹に非常口のある足場を慌ただしく駆けている。
ガションガションと遠くから響く音が近付いてくるのは、パイプ連結部が近いからだ。溝江が体ごと引っ掛かっている太いパイプはハイブリッドで、通気と配水の二つを担っている切替式らしかった。

微かな水の音がするのは、この先に下水処理場がある為であり、此処で新たに連結されるパイプは、処理施設から濾過処理を受けた上水道と言う話だ。
二葉曰くあのままでは最悪、次の連結時に挟まれて圧死か、運良く逃れても、運ばれてくる水流に呑まれて溺死のどちらか。

「錦織っ!上に向かってる!」
「見えてます。俺は接続部に先回りしますから、上昇が止まったら教えて下さい」
「わ、判った!」

完全にオートメーションだと言う施設内の稼働域は、警備係の受け持ちらしい。二葉曰く、懲罰棟自体が中央委員会の管轄ではない為に、内部のセキュリティを変更するには半ばハッキングしなければならないのだと。ハッキングと言うと語弊があるが、あの音声入力システムさえ起動出来れば難しい話ではない様だ。
然し、部屋を出てくる時に指輪とカードを置いてきた二葉は、打つ手無しですねぇ、と朗らかに宣った。

左席役員登録が済んでいる要と隼人のカードには通信機能程度しか権利がなく、隼人の偽造リングなら何とかならないのかと太陽は堂々と聞いたが、残念ながら、流石の隼人も懲罰棟の内部まで調べてはいなかったのである。
聞こえない振りをしてくれた二葉でさえこれは予想外だった様で、「何と使えない」と呟いた程だ。

背荷物のある隼人は一度外へ宰庄司を連れ出し、保健室に預ける事になっている。左席会長権限で謹慎の取り消しをしたと言えば、恐らく通用すると二葉が暴露したからだ。
中央委員会会長とあらゆる権限に差異はなく、謂わば認知度が低い程度。然し遠野俊の名を知らぬ者は今、まず居ないだろうと言う話だった。

隼人が居なくなる事で、誰が溝江を追い掛けるかと言う話になると、二葉と要は同時に「コイツに行かせろ」と言わんばかりに互いを指差した。
まだその頃、最下層で溝江を確認する事が出来ていた為に、万一落下したらと案じた太陽が二手に分かれようと提案したのである。


揉めた。
かなり揉めた。
要を下に残すのは何となく不安だった太陽は、最初に二葉と要を組ませ、追わせるつもりだったのだ。然しこれには二人からの拒絶。

では、太陽と要が組むと提案するしかない。
然し二葉は笑顔で「聞こえません」と宣ったのだ。瑞々しい程の笑顔で。
お前さんしか頼れない、とか、恋人が自慢の風紀委員長だなんて、とか、太陽は必死で宥めた。最終的にはこれが終わったら何でもするから、と言う恐ろしい約束をしてしまい、二葉を残らせる事に成功。

「よっしゃ!錦織っ!足、掴んだ!」
「痛いのだよ時の君、爪が食い込んでいるのさ」
「我慢しろ!」

近くにやって来た足に飛び付いた太陽は、そのままウィーンと体が持ち上がる気配に目を見開いた。上から声を荒げる要、下から呼ぶ声に目を向ければ、息を切らして見上げてくる二葉が自分の足の下に見える。

「ふ、二葉せんぱーい。俺、俺、浮いてるかもー」
「手を離しなさい!早く、此処に!」
「やだー、無理だよねー。高すぎるー」
「青蘭!」
「喧しい、俺に命令しないで下さい!」

あれ?と、溝江の脛に縋り付いた太陽が首を傾げた。
今の要の台詞は二葉に似てた、などと的外れな事を考えていると、目の前にあるクラスメートの尻の上に、誰かの手が伸びてくる。

「え、」
「大丈夫?少し我慢してね、二人共」

要も二葉も予想外と言わんばかりに、目を見開いた。
















空気が薄すぎるのか。
確実に存在を忘れられている事に気付きつつも、野上クラス委員長は微笑ましく皆を見守っていた。

中等部三年で分校から昇校してきた彼は、謹慎と同時に降格した大河朱雀と入れ替わりにSクラスへ移籍した優等生だ。
実はクラス順位も常に一桁であり、律儀にして勤勉、果てしなく性格も良い彼は、キャラが薄い事を常々自覚していた。だからこそ隼人や要、裕也や健吾とは一味違う、これまた一匹狼な山田太陽に密かな仲間意識を持っていたのである。

太陽が一匹狼と化した理由は、昇校直後に噂で聞いた。人畜無害な野上が敵視される事はなく、居ても居なくても一緒、と言う特別空気枠にいつの間にか収まっていた彼は、案外物知りだ。
流石に灰皇院=神帝とは知らなかったものの、高等部に進級してからは早々に俊から目を付けられ、級長の席に推薦される事になる。オタク帝君の「級長はダサいからクラス委員長って呼ぶにょ」と言う発言に、担任は目を輝かせ許可し、前々から目が悪いのでもっと前の席が良かったと思っていた野上は、同じくオタクの席替えしたい発言により、念願の黒板の前をもぎ取った経緯があった。


ああ。
庶民に優しい黒縁眼鏡、近頃楽しげな元一匹狼。二人を見ているだけで、一年Sクラスのクラス委員長は幸せだった。毎晩毎晩徘徊する左席会長に辟易した風紀委員から嫌味を言われても、図書係の仕事を隼人と桜がサボっているとこれまた図書委員らから嫌味を言われても、良かった。


一年Sクラス。皆が楽しい姿をにこにこ見守る、我らがクラス委員長、野上直哉。彼こそ真の、お母さんである。



「落ち、る…?!」
「時の君?思いの外、重いのだよ」

手を伸ばす要の緊迫した顔、歯痒げに階段へと駆け出した二葉、必死で溝江の脛に抱き付き青冷める太陽、ずるりとパイプから上半身が抜け出た溝江。
このままでは二人共落ちる、と。誰もが悲観した瞬間、だった。


本物の田舎育ちな庶民である彼は、木登りの要領でするすると階段と足場を支える鉄の柱を登り、要よりもまだ高い位置から、躊躇なく下へ飛び降りる。
見事に着地したのは、溝江の体が突き刺さったパイプの上だ。

「え、」
「大丈夫?少し我慢してね、二人共」

にこり。
何処からどう見ても大人しい公務員にしか見えない野上が、ガツッと溝江のブレザーごと脇腹を掴み、ぐっと引き抜いた。
驚いて落ち掛けた太陽の手首も辛うじて掴んだ野上は、上水道との連結パイプがすぐそばにある事に気付くと、まずは溝江をぽいっと投げる。

「酷いのだよ野上クラス委員長!死ぬ所だったのさ!」

辛うじて壁から突き出した連結部の真下、要の居る足場の端の手摺に抱き付いた溝江へごめんごめんと笑い掛けた彼は、こちんこちんに固まっている太陽へ目を戻し、ズレた眼鏡を押し上げた。

「時の君、此処まで来たらちょっともう降りられそうにないので、あそこの非常口に飛ぼうと思うんですが、出来ます?」
「あそこ、って…」

ガション。
太陽が野上に引きずり上げられた瞬間、繋がったパイプに振動が走る。どうやら中は大量の水が流れた様だ。危機一髪と言えよう。

「ほら、あそこにドアが」
「ほんとだ。え?でも、あんな所にどうやって?」
「任せて下さい」

要の位置とは違い、中途半端に梯子が掛かっているだけで足場が一切ない壁の途中にあるドア。何の為についているんだと聞きたくなる変な位置のドアは落下防止の為か、下半分しかない。柵の様な作りだ。
残りの上半分は空いており、飛べば入れそうな気がしない事もない程度。助走すれば可能だろうが何せ現在パイプの上だ。
人一人通れるか危うい形のパイプは小刻みに震えており、頼まれても向こう側には渡りたくないレベルである。

「で、でも、他に何か方法があるかも」
「あちら側には何も見えませんし、僕、こんな高い所のパイプはちょっと、渡れそうな気がしないんです…」
「俺も渡りたくはないけど!あんな、梯子に掴まれなかったらアウトな所じゃなくても…!」

太陽はそこまで命知らずではないので遠慮したい提案だったが、クラス委員長は悩まなかった。大丈夫大丈夫、と見た目には似合わない強引さで太陽の腰をガシッと掴み、抵抗する間もなく俵抱きにされた太陽は、ぱちぱち瞬くしかない。

「あ、あの、野上、君」
「せからしか!ぶちくらされとけぁ!」
「?!」

恐ろしい怒鳴りと共に、修学旅行中の枕の様に吹き飛ばされた太陽は「あ、これ死んだ」と白眼を剥き、上空が見えない二葉は漸く階段を上り詰めて要に駆け寄る。

一部始終を見てしまった要は無言で野上の背中を見つめ、すぽっと見事に非常口の隙間に入り込んだ太陽の潰れた悲鳴に続いて、短い助走の果てにクラス委員長は空を飛んだ。


「あ、落ちそうやったばい。危ない危ない」

呑気な声で梯子に飛び付いたクラス委員長は、やはりするすると崩れ掛けた梯子を登り、デコを押さえ涙目で顔を出した太陽の元へ到達したのである。完。

「の…野上、君」
「ね、大丈夫だったでしょう?僕、昔から枕投げと明太子の皮剥きは得意なんです」
「そ、そうかい…」

山田太陽はこの時、生涯に渡る誓いを立てた。
これは近い未来に魔帝と呼ばれる様になる地球兵器が、死ぬまで守り続けた頑なな誓いだったと記しておこう。



本物のサドは悪気がない。
そう、山田太陽は自身がSの可能性を秘めている事にも気付かず、野上クラス委員長にだけは何があっても逆らうまいと心に強く、誓ったのだ。





「何があったんですか?」
「…聞かない方が良いとだけ、言っておきます」

状況的に二人が無事である事は理解した二葉は、手摺から身を乗り出し太陽らと何やら話している溝江を横目に、要を通り過ぎる。

「これはこれは、局長閣下。ご機嫌もお顔も麗しいのさ」
「二人は何と?」
「どうもあそこはアンダーライン内部へ続いている様です。非常口と言うより制御室ではないかと推測しますが、機器に電力の供給がなく使われていない様なので、実際の所は謎なのさ」
「君の推理は必要ないので、手短に山田太陽君の事のみ報告なさい」
「二人はとりあえず、別の出口から出るとの事なのさ。僕らは別ルートで外に出たまえと」

めらっ。
二葉が笑顔でメラメラしている中、空気を全く読まない溝江はキョロキョロと辺りを見回した。眼鏡がない裸眼の彼は、野上から投げられた時に無くした眼鏡を探したが見付からず、肩を落とす。

「碌な事がないのだよ。見知らぬ女性の破廉恥な裸を見せ付けられたり、投げられたり、眼鏡まで無くしてしまうなんて…。天の君に顔向けが出来ないのさ」
「猊下にその程度の顔を向けるつもりですか、おこがましい」
「今、女性と言いましたか?」

要と二葉から同時に視線を浴びた溝江はどちらに返事をすべきか悩んで、相棒の事を思い出した。

「そうだ錦織君、宰庄司が見付かったんだってね。時の君から聞いたのだけど、姿が見えないのさ」
「あれならさっきハヤトが運び出しました」
「運び出しましたとな?」
「ふふ。言うなれば名誉の負傷、と言った所ですかねぇ」

他人事の二葉は腕時計を眺めながら宣うと、くるっと踵を返す。何処へ?と尋ねる溝江に答えずに、さっさと非常口から消えていく。

残された溝江は不機嫌げな要を見やり、

「局長閣下はミステリアスな御方でらっしゃる」
「あの単細胞を良くもそこまで勘違い出来ますね」
「おや?単細胞?」
「判らない方が幸せだと言う事です。…では付いてきなさい、また勝手に動かれては非常に迷惑なので、仕方なく外まで案内してあげましょう」

ふん、と馬鹿にした様に背を向けた要をステレオタイプは暫し眺め、大人しく付いていきながら考える。
空気の読めない彼は、然し幸いこの時は声には出さなかった。言えば大変な事態になっていたのではないかと思われるだけに、奇跡的な回避だと言えよう。



(どう考えても、単細胞は錦織君の方なのさ)








「んー…何となく歩いてるけど、こっちであってるのかなー?」
「さぁ?僕は一度も来た事がないので」
「それは俺もだけどねー、野上君。徐々に敬語に戻ってる」
「あ」

どう見ても用務員通路だ。
所々に暗号めいた看板があるものの、廊下にぽつりぽつりと見えるドアは施錠されており、出来る事は馬鹿長い廊下を進むしかない。

等間隔の薄暗い蛍光灯を何となく数えていた太陽より一歩先に歩いていた野上が、あれ?と声を漏らした。

「何か雰囲気が違う?」
「ほんとだ。あそこから向こうの壁がアンダーラインに似てる」
「そうなの?」

煉瓦を積んだ様な壁へ景色が代わり、アンダーラインの商業区画には降りた事がないらしい野上が首を傾げる。

「あ、もしかするとこの先にあるのって、下水処理場かも」
「え?」
「僕、去年の前期に選択教科でEクラス希望の生徒が多いカリキュラムに当たった事があるんだけど、その時に一度、見学に来た事があるんだ」
「何でまたそんなマイナーな科目選んだの?第一志望じゃないよねー?」
「お恥ずかしながら、昇校したばかりでまだ良く仕組みが判ってなかったんだ。どうせなら、前の学校では習わない様なカリキュラムを受けてみたいと思ってね、経済実習Bと電子工学を選んだんだけど…」
「あの電子工学?!確か神崎が昇校してすぐに選んで、いつの間にか不良ばっか集まる様になった、あの?!」

ん、と照れた様に頷いた野上は、僕の時は星河の君は居なかったけど、と前置いて、結構楽しかったよと微笑んだ。

「野上君は何て言うか、器が違うね…」
「え?そんな事はないよ」
「野上君、たまに訛ってるけど、何処の方言なの?」
「え?!出ちゃってた?」
「うん、出ちゃってた。ちょっとビビる」
「ご、ごめん。身内が鹿児島とか福岡の田舎の方の出身だったりして、色々混ざってるんだけど、基本的に福岡の方言なんだ。…上手く隠してるつもりだったんだけどなぁ」

ぼやく野上に、どうしてそう思ったのか尋ねれば、下水処理施設の看板と共に解放されているエレベーターホールに辿り着く。

「終了式の後に里帰りしたら、家族から気取ってるって言われたんだ。とうとう東京人になった、とか何とか」
「あはは。何か楽しそうだね」
「僕は一人っ子だけど従姉妹が女の子ばっかり8人も居るから、結構しんどいよ」

下水処理施設の中には用がないと、勝手知ったる野上が示すままにエレベーターに乗り込んだ。

「あー、どっと疲れた。外に出たら式典の準備しよ」
「僕に出来る事があれば手伝うよ、山田君」
「助かるよー。すぐ居なくなる俊の捕獲を頼みたい、…ん?」

雑談しつつ、エレベータードアが閉まる間際、太陽だけは誰かの視線を感じた様な気がしたが、上を目指し動き出した今、それを確かめる術はなかった。














「…何?まだ居たの」
「ン?ああ、もう行くヨ。そろそろ時間ダ。それじゃ、また後でね、柚子姫様」

エレベーターではなく階段へ向かう背へ、ぽつりと「物好きめ」と吐き捨てる。静まり返った施設内に人影はなく、チリチリと腹を焼く罪悪感に、一度だけ、振り返った。


声は聞こえない。
聞こえた所で、どうしたと言うのか。今更。



「少しだけ、困らせたら、解放してあげるから」

長くても数日。
羨望と嫉妬、けれど危害を加えるつもりなどない。つい半年前までは当時三年だった親衛隊長の指示に従って、酷い事を幾つもしたけれど。
本当はやめたかった。けれどやめる勇気も止める勇気もなかった、そんな自分に嫌気が差していたどん底の時に、優しくしてくれたのはあの男だったのだ。

「…シーザーに会わせるつもりなんかなかったんだよね、隼人。判ってるよ、騙された僕が馬鹿だっただけ」

あんな人間になりたかった。
シーザー、決して敗北しない、勝利の指揮者。如何なる時もオーケストラの様に、彼を慕う人間は気高き楽器と化すのだ。

話し掛けてみたかっただけだ。
一度だけ、慕っていると、伝えたかっただけだ。告白する事も許してくれない日向への想いはとうに薄れ、自分に絶望し、そんな時に知ったカルマの王は、何よりも誰よりも輝いて見えたから。



『なーに、アンタもボスに会いたいの?』

王の従者は気高く獰猛な狼。
主へ近寄る者には容赦なく、その牙を剥く。

『皆、ボスばっか見てるんだもん。カルマはボスのものだけど、ボスだけじゃないのにねえ。ヤキモチやいちゃうよねえ』

一人じゃ眠れないから、などと。
甘く甘く甘えてくる大きな体を抱き締めて、愛されているのだと勘違いに酔い痴れる。今になれば何と愚かだったのかと。


まるで指揮者の居ない、陳腐なオーケストラだ。
客など居ないのに真っ白な五線譜を見もせず、自己満足の壊れた戦慄を奏で続けている様な、何と愚かな行為だろう。



『このまま、二人きりになれたら良いのに…』
『へえ?…なーんか、猟奇的なお願いだねえ。具体的に、何処で?』
『何処でも良いよ。…隼人と二人なら、何処でも』
『あは。聞いた事あるよーな、ないよーな。ありふれてるねえ、みーんな』


今になれば、何と浅ましかったか、と。

←いやん(*)(#)ばかん→
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