帝王院高等学校
☆椿姫様より
椿姫ハニーより、ピナイチ!
すいません、生ゴミがショボアレンジしてます…ごめんなさいorz
何処が生ゴミが書いた部分か判るかしら?!バレバレかしら!



text/椿姫ハニー
namagomi/藤都幟岐










満月の日は気が狂う…

だから…

外に出ては行けない


それはまるで呪縛の様に
本能の根底で唸り続けている
密やかに妖しく








『嵯峨崎…またイキそうだな…』

『くっ、こう…さ…か、いいか…げ…んっ…あぁ』

『まだまだ、こんなもんじゃ御礼が足りないぜ?』


何度、絶頂を迎えても終わらない行為に、何故こんな事になったのか、快感で意識が朦朧としていながらも考えていた…。



神よ…
信じてもいない癖に

この快楽から
痛みを覚えれば目を閉じる

我を救いたまへ…
ジーザス・迷える魂へ救いの手を






そういえば…
今日は満月だった…
月が満ちた夜は魂が狂う
それはまるで呪縛の様に


日付の変わりそうな時間に抱いた女をラブホに放置したまま出て来て、門を曲がった所で補導している警察官が見えた。

『チッ、マジついてねぇ』

輝く丸い月を見上げ呟いた

とりあえず、職務質問されるのは面倒なので、見つからない様、帰る方向とは逆へ走り出した

遠回りするのはかなり面倒だが…


どの位走っただろうか…

不意に、脇から出て来た腕に引っ張られたと同時に背後から抱き込まれた

驚き、引き剥がそうとしたが更に強く押さえ込まれ、耳元に聞きたくない声が吐かれた

『クソ駄犬は、こんな所で何遊んでンだよ』

『なっ!高坂、テメェ離しやがれっ』

言うと同時に蹴りを入れたが軽く交わされ、逆に腕を掴まれ正面から抱き合う様に壁に押さえ込まれた

『学園は逆方向じゃないのか?帰る場所も解らなくなったのか?この駄犬は』

『チッ、補導員が居たから遠回りしてんだよ、つか何でテメェもこんな所に居やがるんだよ、いいから離れろ』

それまで押さえ込まれていた身体が急に離れたと思ったら、腹に一撃くらい油断していた佑壱は気を失った…





神よ…
だから信じてもいない癖に

迷える魂を…
魂が迷えば目を閉じる

喰らっても良いデスカ?
祈りと願いの違いは、何







倒れた佑壱を肩に担ぎ、足早に来る時に乗ってきた車へと戻りながら、日向は呟いた


『偶然とは面白い。調度良い寮までの搬送お礼は、この身体で払ってもらうか…first kissした相手だしな』

狂った魂は哂う
本当に欲しいものは手に入らない



だから目を閉じ耳を塞ぎ
狂った振りをするのだろうか



佑壱が気がついた時には、既に寮の日向の部屋に連れ込まれていて…

意識のない間に全身を剥かれ散々喰われ冒頭に至る。

カーテンの隙間からハチミツ色の丸い月が見える…

こんな状況になった理由が解り、佑壱は後悔した


外に出るんじゃなかったと





「随分、大人しくなったじゃねぇか」
「……………熱い…」
「…お前の体温が、高ぇんだろうが」
「助けて、─────神様」



外へ出てはならない
目を閉じてはならない





「やっぱテメェ、相当ムカつく。」




…満月の夜は。
罪の痛みに、魂が狂うから

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あきゅろす。
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