帝王院高等学校
一世紀前の最強男爵
リヴァイ=ノア=グレアム(レヴィ=グレアム)享年59歳
├身長:186cm
├体重:70kg
├血液型:AB型RH-
├特技:思い立ったが吉日
├身体:銀髪・ダークサファイア目
├一人称:私
└趣味:有能な人材探し


フランスから移住した後、兄姉に見守られながらイギリスで産まれた末っ子。
間もなく王室に危険視され、軍を率いたヴィーゼンバーグ公爵家により屋敷ごと焼き払われる。無抵抗で裁きを受ける覚悟を固めていた家長の長兄から、お前だけでも生き延びろと数人の使用人と共に、当時産まれたばかりの次兄の娘と屋敷を離れた。

逃げる最中、トラブルにより生後間もない姪と生き別れになり、一時的に海を渡った先のグリーンランドへ潜伏。当時未発展だった土地での永住を諦め、発展が著しかったアメリカ大陸へ亡命する。
グレアムに信頼を寄せていたアシュレイ伯爵家の手回しにより、数年懸かりでステルシリー基盤となる企業を興した。当初の社名はステルシーだったが、最後のパートナーが発音出来ないと言う微妙な理由により、以降口語ではステルシリーと呼ばれる様になる。ステルシリー公用語が英語ではなく日本語である事も、同様の理由だろう。

初めの妻はグレアムとイギリスの敵対関係を利用しようとしたフランス貴族の娘を迎えたが、数度の妊娠で出産に至らず間もなく離婚。すぐにアメリカ政府要人の娘を宛てがわれるも、数度の流産の果てに出産したが成長するまでに至らなかった。

二度の失敗により夫婦と言うものを疑問死しており、短い年月でのステルシーの発展に怯えたイギリスより、三度目の妻としてヴィーゼンバーグの娘と縁談が上がる。40年近くに渡る確執を、イギリス側が終わらせたい狙いがあったものと思われた。
当時既にアメリカ大陸の地下に拠点を完成していたステルシーは、表社会との接点を傘下企業に任せていた事もあり、社長を筆頭に社員の国籍を必要としていなかった為、ヴィーゼンバーグの娘は迎えたが結婚と言う形式はなく、いわゆる事実婚の状態で数年同居していたものの、自然妊娠は諦め当時は秘密裏に行われていた体外受精によって子を為している。

実に彼にとって9人目の子にして長男、ハーヴェスト=グレアムのみが誕生日を迎えるまでに成長した。
然し息子が3歳になる直前、結婚当時から冷え切っていた夫婦関係を解消し旅に出たレヴィ=グレアムは、戦時中に知り合った日本人を探し日本に上陸するも、帝王院財閥主催のパーティー会場にて、当主俊秀と会談する前に庭先で軍人相手に男娼まがいの行いをしていた当時17歳の遠野夜人と出会い、パーティーそっちのけで口説き始める。

実にレヴィ=グレアム45歳、初恋だった様だ。

しつこい異国人のストレートな求愛に数日で落ちた夜人は、仄かな恋愛感情を抱いていた兄の夜刀の元に返したくないと宣ったレヴィに拉致され、夜人を口説きながらも冬月の家から逃げ出していた双子の兄弟に己と同じものを感じたのか、夜人に懐いていた二人を同時に船を乗せた。再会を果たせなかった雲隠陽炎が口にしていた天才一家の名が、冬月であった事も一因する。

万能にして無敵と思われた男爵だが、嫁には頭が上がらなかった様だ。死因は表向き国内での不慮の事故と言われているが、実際は違うと言う噂もある。
彼のやきもちの沸点の低さは、ステルシリー内ではミサイルより恐れられた。



「貴殿に価値があるならば、活用する場を提供しよう」

夫婦喧嘩戦績:全戦全敗

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