記念ノ噺
7起床
チュンチュン
あぁ、鳥が鳴いてる。
僕はいつもどおり起きて、シャワーを浴びに行く。
脱衣所の鏡に映った僕には…
「…フフ。夢じゃなかったんだね、ジャック。」
左鎖骨にカボチャ提灯と蔓、Jの文字が入った印が皮膚に浮かんでいた。
「浮気したら、鍋で煮て食べちゃうからね?」
なんとはなしにそう呟いて、そっとその印を撫でる。
あぁ…早くハロウィンが来ればいいのに…。
って僕は乙女かっ!?
そんなツッコミを自分にいれる毎日がハロウィンまで続くとは、この時僕はまだ知らない。
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