無色ノ噺
3*
穴に指を入れられるというのは、全然気持ちヨクなかった。
精液のぬめりで、痛みとかはないけれど、本来、『入れる』場所ではないので、強い異物感と、気持ち悪さしか感じない。
「ん…ふっ…」
それでも、着実に穴は解されていく。
「悠志さん、もう1本いれるよ?」
「んぅっ!」
にゅぷん…
「う…気持ちワル…」
「…待って。今、見つけて…」
何かを探るようにナカの指を動かし、少し奥まった所を触れられた瞬間…
「ひぁぁぁあっ!んっ!く…」
「み〜つ〜けた♪」
凄まじい射精感が襲ってきた。
「な、これっ!?ひぃあっ!」
「ふふ…可愛いなぁ。ココ、気持ちイイでしょ?前立腺っていうんだよ。男なら誰でも感じちゃうトコの1つ。」
「あっ!やめっ…っ!イッちゃ、あうっ!」
ぐりぐりと、ソコだけ重点的に弄られると、激しく身体が跳ねてしまう。
「…やば、我慢できない。」
もう、何本指が入ってんのかわからない。
ちゅぷん、と指を抜かれると、すぐに熱い塊が宛てがわれる。
それが何なのかわかったと同時に、
「ゴメンッ…!」
ぐちゅう!!
「ひぐぅっっっ!?」
海那のブツが一気に入ってきて、息が詰まった。
解した甲斐あって、切れはしなかったが、かなり痛い。
「…っ、はっ…悠志さん、大丈夫?」
首を横に降りたかったが、それより繋がれたことが嬉しくて、嬉しくて、大丈夫だと返した。
後ろで、クスッと笑い、そんなわけないでしょ、と言われる。
それでも、挑発するように腰を少し動かすと、理性を吹き飛ばして本能のままにオレを貪った。
すぐにオレの快感のツボを的確に刺激され、激し過ぎる快楽にオレも理性を飛ばして、気を失うまで、貪欲に海那を求めた。
「海那、海那、かぃなっ!」
―――愛 し て る 。
わかってるよ、と海那が優しく微笑んでキスをくれた。
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