狂気ノ噺 11* びくつくヒロ。 「怖い?」 「………」 なんか、理性が妙に戻ってきたかも…。 けれど、ヒロの口から出たのは想像を絶するような言葉。 「みさ、き…もっと……もっとぉ」 「!」 こんなこと言われて、理性吹っ飛ばない輩はいるだろうか? したがって、俺は再び理性を彼方まで吹っ飛ばした。 蕾につぷり、と入れた人差し指。 不快なのか眉を寄せるヒロにそっとキスをする。 「ヒロ、力抜いてて?どろどろに解してあげるからね?」 「う、ん…」 完全に敬語の抜けたヒロも可愛い。 チュ、チュ、と顔にキスを二つ落とし、力の抜けたヒロの蕾の中へ指を進める。 「ヒロの内壁、絡みついてくる。」 くにくにと指を動かし二本目を挿入する。 「ぅん、んん…あ!な、ソコっ!?」 「ヒロのイイ所、見つけた。」 指に触れるしこりをコリコリ、と刺激すればビクンビクンと過剰に跳ねる身体。 すかさず、三本目も入れてばらばらに動かし解していく。 もちろん、しこりは必ずどれかの指が触れている。 四本目入れたら、もう十分だよね。 そして、四本目を入れ、それすらきつく感じない程までに蕩かした。 その頃には、ヒロは凄まじいまでに乱れ、思わず生唾を飲んでしまった。 [*前へ][次へ#] [戻る] |