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学園ノ噺
ふふふの腐・前

やぁやぁ、諸君!
初めまして、腐男子の味方、古泉康太だよ。

いやぁ、実はですね、今王道展開中なんですよ!
え?どうせ巻き込まれてる平凡ってお前だろ?って?
ノンノン!
しっかりちゃっかり傍観者の一人ですよ。

うーん…うちの王道展開はきっと脇役平凡総受けで収束するだろうな。

ふふふ…笑いが止まんないぜ☆



バシャッ…!



「…へ?」



……よく、わからんが水ぶっかけられました。

The 昼ドラ☆

……じゃなくてっ!



「いい加減にしろよ、てめぇ。オレはお前の親友どころか、友達になった覚えもねぇよ!」

「な、何でそういうこと言うんだよっ!?」

「いい加減飽き飽きしてたんだよ。ねちっこい親衛隊の制裁、生徒会連中のイジメ…。ここは昼ドラ学園か?ああ"?」



いやいや、今一番昼ドラ展開してんの脇役平凡君だよ?
つか、俺(被害者)無視?
無視なの?
え、なにそれ王道君と一緒じゃん。

ふふふ…いや、腐腐腐…。
王道君は二人もいらねぇんだYO☆



「お、俺は愛されるべき存在なんだ!」

「思い込みも大概にしろ!って…あ?」



ゆらぁり、と立ち上がって顔を俯けたまま二人の王道君に近づいてく。



「「な、何だよ!?」」



見事なハモりゴチ☆



「水ぶっかけといて謝らねぇたぁどういう了見でぃ?」



俯いた顔を上げニッコリ笑う。
そりゃもう、見た奴が奥歯がたがた言わせて許しを請うようないい笑顔。



「まぁ、それはいいとしてだ…。王道君は二人もいらねぇんだよ。」

「「お、王道?」」

「しかも見事にハモんな。あ、でも双子王道もいいかも…。うんうん、両方美形に愛されて追いかけ回されればいいと思うよ?奈落の底まで。んで、再起不能になるまで愛されな。愛されんのは当然なんだから。会長がヤンデレでもおっけ!いや、ここは王道的に会計か?まぁ、とにかくそんなに愛されたいなら監禁されちゃいなよ。平凡(仮)君もいっぱい苦しんだ分愛されな。やっぱ溺愛幼なじみがいいね。これも監禁で。残された生徒会と風紀共は、意気消沈の末、自殺とかかな?しかも未遂なんてどう?王道展開BadENDとか非王道的でいいね。」

「コタ…」

「!」



おっと。
このタイミングで来ちゃう?
来ちゃうのか、コノヤロー。



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あきゅろす。
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