皇桜学園物語 家族はよく見ています@ 「…確かに良さそうだな。」 すると、柾父が春日の頭を撫でてきた。 「でしょ?」 「お前がそこまではしゃいでいるのを見たのは久しぶりだな。」 春日が嬉しそうに柾父を見ると、柾父も穏やかに笑いながら春日を見た。 「手紙見てる限りだと、いじめが起こってたようだから一応心配はしていたんだがな。」 「大丈夫だよー。ちゃんとやられた分はやり返したし。」 「それでこそ俺の子だな。で、だ。」 ニコニコ笑いながらそう返すと、いっそう髪をぐしゃぐしゃにかき混ぜたあと、雰囲気を戻した。 「さっきの事情、俺が関係あるように見えるが間違いないよな?」 そして、話を蒸し返してきた。 [*前へ][次へ#] [戻る] |