皇桜学園物語
作戦開始でした@
「………さて、では篠雨、案内を頼む。」
あのあと、春日からいくかと思いきや、放課後に卓都と拐われた春日は、あっさりと任命された。
「……なるほど。バレたか?」
が、その様子を見て、政父は先程までとは違い、面白そうな顔をする。卓都がピクリと反応するが、春日はすぐに対応する。
「ごめんね、政父。私が言っちゃった。」
まさかみんなの前で堂々とするとは思わなかったけど。
春日がそう告げると、政父はしばらく春日の顔を見て、答えた。
「…まあ、お前が直接言ってるなら信用できるか。だが、何か事情があるなら話せるときに話せよ。」
「……努力する。」
もうばれてるー。後で継谷先輩と話さないといけないかも。
政父は頭を撫でながら、春日にそう告げる。
「改めまして、紫宮学園長兼春日の親兼朔夜の恋人の政之だ。こいつらに手を出すようならちゃんと俺のとこ来いよ?」
そして、にやりと凶悪な顔をした。
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