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皇桜学園物語
始めは挨拶からです@
『さて、閉会の前に連絡があります。』

上条の言葉に、周りがざわめく。

『先程からご存じと思いますが、今日から一週間、この学園を視察しにお出でくださいました、篠宮柾之先生です。』

そう言って柾之に頭を下げてマイクから離れる。そして、柾之がそれにうなずき、マイクに向かう。

「なんだ、先生になってくれないのかぁ…。」
「なってくれないかなぁ…。」

その間に春日の回りから残念そうな声が聞こえた。

「ホントに見境ないな。」
「でも、かっこいいって思ってもらえるのは嬉しいよ。朔パパイライラしてるけど。」
「マジでか…そういえば顔はしっかり見たことねぇむぐ。」
「こっち見てるみたいだから静かにしよう。」
『……では、静かになったようなので自己紹介を。紫宮(しのみや)学園の学園長をしている、篠宮柾之だ。短い期間だが、よろしく頼む。』

柾之はそういったあと、一歩下がり、上条にマイクを返した。

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あきゅろす。
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