皇桜学園物語
静かな理由です@
「あ!!」
そうだ、まだ入ってないんだった!!
「継谷先輩、モニ、中に入れてもいいですか?」
春日は、まだモニが来ていないことに今更ながら気づき、継谷に尋ねた。
「そう言えば、お前たちのところはそうだったな。かまわない。」
すると、一瞬、目を見開いたあと、苦笑しながらそういった。
「ありがとうございます。」
そうかえしたあと、春日はドアのところに行き、開けた。
「ニャァ」
そこには、予想通りモニの姿があった。ちょこんと座り、上目遣いでこちらを見ている。
「ごめんね、モニ、でも遅かったね?何かあった?あ、入っていいって。」
春日はドアをあけながら、隙間を作り、モニを通れるようにする。
「ニャー」
「あ!!そうなんだ、ごめんね。」
そっか、今日普通に学校の日だから、シロいて当然か…。あれ?そう言えば…。
「他の生徒会の皆さんはどうしたんですか?」
そうだよ、なんで孝仁とか此方とかいないんだ?
モニをいれ、ドアを閉めたあと、春日は今疑問に思ったことを尋ねた。
「ああ、あいつらならもう里帰りしている。」
すると、継谷があっさりと答えを出した。
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