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皇桜学園物語
A
「再来週再来週……………え。」

春日は首をかしげたあと、日程表を見て、気付いてしまった。と、その瞬間。

ガチャ。

「よし、悪かったな春日。ご飯まだ間に合うよな、俺食べるから…春日?」

卓都が戻ってきた。そして非礼を詫びる。が、春日が反応を返さなかったことに違和感を感じたらしく、春日の名前を呼ぶ。

「卓都……。」
「どうしたんだ固まって。」
「これ…。」

春日が反応を返したことにほっとして尋ねる。すると、春日は見ていた紙を卓都に渡してきた。それを受け取り、見た。

「ああ、日程表か?これがどうかしたのか?」
「5月の中間より下らへん見て。」
「中間より下って何処だよ。」
「第三週ぐらいだったと思う。」
「第三週ってここ………か……………」

その言葉通りの場所に目を写した瞬間、銅像ニ体目(バージョン卓都)ができあがった。そこにはたった一言だけ。

『中間テスト』

学生には恐ろしい、例の言葉があった。


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