皇桜学園物語
A
「へぇー、卓都はちゃんとしっかりしてたんだ…。すごいな。」
が、春日は頷きながらそう言った。
「い、いや、別にそんなこと言ってねぇだろ?」
その言葉に卓都は戸惑いながら否定する。
「だって、そんなサボっても大丈夫なところに行きながら寝てても気にしないって知ってるしテストも受けて点数とか気にしないとかわかってるってことはテストもうけて点数確認もして成績もチェックしてたってことでしょ?」
ものすごいいってると思うんだけどなぁ。
春日は首をかしげながら言った。
「………」
「?そうでしょ?」
「そう……だな。」
春日の繰り返しの言葉に顔を真っ赤にしながら答えた。
「そ、そうだ、俺カツラ着けてくるな!!」
「?どっか出掛けるの?ご飯まだ途中だよ?」
「いや、でもほら、いつだれが来るかわかんねぇし!!」
「あー、そうだね。最近継谷先輩よく来るしね。」
「だよな!!じゃ、俺行ってくるから!!」
「いってらっしゃーい。」
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