皇桜学園物語 A 「春日悪い!!俺遅刻…し………た……………。」 春日達が振り向いたと同時に、寝起きパジャマの素顔ヅラなしの卓都が慌てていい放った。 「ミャー」 「おはよう卓都。別に遅刻じゃないよ、おかず、納豆ともやしの炒めものだけど大丈夫?あ、肉はレンジの中。」 春日はモニの餌入れに餌を入れて、水をかえながらぺらぺら話していく。 「あ、ああ、おはよう?…………ああ、そっか、今日休みか。そうだ、だからあんな遅くまで久々に遊んでたな。……てっきり一限目遅刻したかと思ったぜ。」 自分でいいながら落ち着いてきたのか、先程言われたレンジの中から肉をとりだそうとする。 「あー一限目って数学だっけ本来だったら。」 「ああ、今日当たるんだったよ。あ、何分すればいいんだ?」 「一分でいいよ。固くなるし。プリントでしょ?」 「説明だぜ説明。」 嫌そうな顔をしながら卓都は一分を押した。 [*前へ][次へ#] [戻る] |