皇桜学園物語
カウントダウンです@
「よし、春日もオッケー。…と言うか、僕二人が一緒にいるの初めてなんだけど、知り合いだったの?」
此方が春日の紙を確認して返したあと尋ねてきた。
「違うよ。」
「さっき初めて声かけられた。」
春日達はどちらも否定した。
「声かけられた…って雪弥が?」
珍しい、という顔で二人を見る此方。
「君から聞いていたから興味が出てね。君の言う通り、僕のことも知らなかったよ。」
それに雪弥…は答える。
「やっぱり。」
苦笑しながら此方は頷いた。確実にバカにされている気配の春日。しかし、此方は知っている。
こ、これはチャンス?きっとこの“ゆきや”さんについて此方に聞けって言う何かからメッセージだよね!!
春日に手加減をしていては物事が通じないことを。
「こな『ただいまより、カウントしますので、準備をお願いします。』
「あ、じゃあ、僕みんな整列させてくるから。」
春日は何かからの電波を受け取り損ねた。
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