皇桜学園物語 下準備をしましょう@ 「……」 「ありがとうございます。近藤先輩。あ、思いの外しっかりした紙だ。」 ボールペンも一緒に渡してたのか。良かった、持ってくるの忘れてたんだよね…。 春日は、もらった紙を見ながらいった。 「これに、確か名前を書くんだよな?」 「たぶん。」 卓都も興味深そうに見ていた。 「…これ、縦書き?横書き?」 「どっちも…ありじゃね?」 春日は縦にしたり横にしたりしながら尋ねると、卓都は周りを見ながら言った。 「あ、これちょっと裏表有るみたいだけど、どっちにかけばいいのかな?」 「それは…ダメだ…よくわかんねーや。」 さらにまた気づいた春日がピロピロふってみる。全く意味はない。回りを見て確認してみた卓都だったが、どの人物のもよくわからない。また、尋ねようにも、生徒会に関わりまくっているために、周りは春日たちを無視することは確実である。 [*前へ][次へ#] [戻る] |