皇桜学園物語 A 「それは格ゲーじゃねぇ!!完全にシューティングだ!!」 卓都の的確な正解が貰えた。 「相手からも攻撃が来るから格闘ゲームじゃないの?」 相手からも攻撃されるけど…違うのかな? 「違う!!…確か部屋に格ゲーあるからそれ見せてやる。」 あまりの基本知識のなさに、まずは一番最初の行動を取ることにした。 「ほんと!?やった!!…あれ?じゃあ、私はシューティングで勝ったってこと?」 春日は体育館に足を入れながら首をかしげる。 「……まあ、勝ってるな。と言うか、どこで、一面ボスって時点で格ゲーじゃないから。………ちょっと待て、どこで知ったんだ?一面ボス。シューティングじゃねぇと普通そんなのでねぇぞ?」 はた、と春日に尋ねる。周りもまだ始まっていないため、ざわついている。 「柾父が、ゲームやってたときに聞いたらそう言ってた。」 春日の知識は盗み聞きで出来ていた。 [*前へ][次へ#] [戻る] |