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▽〜LOVE is..〜/跡部
あたしはあなただけのモノだから…



あなたもあたしだけのモノでいて…


それがあたしの精一杯のワガママ。




**〜LOVE is..〜**








「景吾なんてもう知らないっ!!」


あたしはそう一方的に言い放つと走ってその場から逃げ出した。


「おぃ!優雨!!」


後ろから聞こえる景吾の声を無視してがむしゃらに走った。



景吾と喧嘩するなんて別に珍しいことじゃない。


喧嘩の原因は逆上ること10分くらい前…


あたしは一応、彼…―景吾の彼女なワケであって…


いつも通りに景吾をお昼に誘おうと教室に行ったんだけど用事があって教室には
いないって忍足くんに言われて、

学校内を探し回ってやっとみつけたと思ったら、


景吾は校舎裏ですごく綺麗で可愛い女子生徒に…告白されてて。

それだけならまだしも、女子生徒は景吾に抱き付いていた。

その光景を見るのが辛くなって…

そこから走り出したらあたしに気付いた景吾が追いかけてあの状況。









「…それで膨れっ面なのね」



逃げ込んだ場所は屋上、


さっき起きたことを親友の愛に話すと梨華は少し呆れながら言った


「あんたねぇ、それは別に跡部君が悪いわけじゃないんじゃないの?」


「わかってるよ〜…でも…悔しいの!」


「悔しいって?」


「景吾に告白してた子、すごく可愛いかったし…景吾のそばにいるのはあたしじ
ゃなくてああゆう子なんじゃないかなぁて思ったらなんか悔しくなったの」


拗ねながらそう言うあたしを梨華は子供をあやすように頭を撫でた


「それは、わたしじゃなくて跡部君に言いなさいよ。きっと跡部君はワガママな
んて思わないからさ、むしろ嬉しいんじゃ…」


愛はチラッと屋上の入口を見るとバツのわるそうな顔をした

「あ…えっと、ごめん優雨。わたしなんか行った方がいいみたいだから行くね?そ
れじゃあ頑張って!」


「え??…あ、愛?!」


梨華はそそくさと屋上を出ていった。


何だろうと首を傾げてまた溜め息をつく。


―…好きだなんだけど…。…好きだからこそたまに不安になる。

あたしはほんとに景吾のそばにいていいのかなぁ…て


あたしだけをみていてなんてワガママ言い過ぎなのかなぁ…


「俺様から逃げようなんざ、百年早いんだよ」


なーんて自己嫌悪デフレに陥ってると入口らへんから聞き慣れた声がした。


「けっ景吾……!」


「なーに溜め息なんざついてんだよ」


「べっ…別に、なんでもない」


「なんでもないって顔じゃねーだろ」


「ほんと!なんでもないから!…ごめん…今は1人にして」

「ちっ…仕方ねぇな」



景吾は小さく舌打ちをしてつかつかとあたしが座ってる前に寄って来た。


そしてなにをするかと思ったらいきなり地面に押し倒されて

景吾あたしに覆いかぶさった。



「…!?!?け…いご?!」


「なんだよ」


「なんだよ…じゃなくてっ!!よっ…よけてくれない?!」


「よけねぇな」


きっと今のあたしの顔は真っ赤だ…


恥ずかしくて顔から火がでそうなくらいなのに景吾はあっさりとあたしの頼みを
断った。


「さっきはなんで逃げたんだ?アーン?」


「べっ…別に逃げたわけじゃ…」


景吾から目を逸らしながらそう言うと景吾は顔を近付けてきた


「っ…?!」


「目を逸らすな」


鼻先1cmあるかないかくらい。思わず瞑っていた目をうっすら開くとうらやまし
いくらいに綺麗な顔…


あまりにも近過ぎて心臓の音が景吾に聞こえそうなくらい高鳴っていた。


「お前、さっきの告白のこと気にしてるのか?」


「……気にしてるよ!当たり前じゃないっ…自分の彼氏があたし意外の女の子と抱
き付いてたんだよ?!」


「あのなぁ…あれはいきなり…」


「わかってるよ!でも…嫌なの!これはあたしのワガママだけどっ…景吾にはあた
しだけをみててほしいのっ…!」

「優雨…」



…あ―あ…言っちゃった。きっと景吾、呆れてるんじゃないかなぁ…



そう後悔をしているといきなり唇に柔らかい感触のものが重なった。


それがキスだと気付いたのも何秒かたったあと。


「んっ…?!」


「……」


景吾がしばらくあたしの唇を味わって…


あたしは苦しくて景吾の胸を軽く叩くと景吾はやっと唇を離した


「ずいぶんと嬉しいこと言ってくれるじゃねぇか」


「へ…?」


あたしがキョトンとした顔をしてると景吾は少し微笑んで額に一つキスを落とし
た。



「なに馬鹿な顔してやがる」



「…だって、嫌にならない?あたしのこと…?」


「アーン?なんで嫌にならなきゃいけないんだよ」


「…だって、あたし…あの子みたいに可愛いくないし…ワガママだし…」



「お前は十分可愛いだろうが、それにお前にワガママ言われるのは悪い気しねぇ
。それで十分だろう」



景吾からでたそんな意外な言葉はなんだか甘くて…


恥ずかしいような…嬉しいようなで…


あたしが照れながら頷くと景吾は再びあたしの唇にキスをして耳元でそっと囁い






「お前のワガママも俺様だけの特権だからな。」







あたしの不安だって


あなたが側にいれば、それさえも吹き飛んで心が満たされちゃうんだ…―







「お前は他ねことを考えないで、俺様のことだけ考えてればいいんだよ」









    --END-- 


(↓↓おまけ&後書き↓↓)



「あのさ…景吾」


「なんだよ」


「いい加減どいてくれないかなぁ…なんて」


「仕方ねぇな」


あたしがそう言うと景吾はすんなりとどいてくれた珍しいこともあるもんだとホ
ッとしていると…


「続きは俺の家で、な?」


「…はぁ?!いやだよ!」


「お前に拒否権なんざねぇよ、ほら、さっさといくぞ」


「いやいや!!行くってどこによ!!!」

「俺の家に決まってるだろ。いいから黙ってこいよ」


「景吾の変態!鬼畜〜!」


「なんとでも言え」



結局跡部に振り回される主人公ちゃん★わら










後書き〜!



最後までご覧いただきありがとぅございますm(_ _)m



駄目文すみません〜(涙)話の趣旨がわかりまへんわらしかもおちナシ((+_+))


てか跡部に鼻先1cmとか鼻血で大量出血で死にます(^ω^)わら★

俺様の美技に酔っちゃった死★わら


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