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▽ネガオにキス/幸村






寝ているキミの頬にキス一つ



キミには内緒の私だけの秘密―…










「……」


「………」



ええっと、これは悪戯してもいいってことですかね…




どうしたもこうしたも、今目の前で精市は珍しく目の前のベンチで爆睡している状態、






昼下がりの学校、

さっき柳から部活の連絡があって精市にも伝えておいてくれ、と頼まれたので昼休みに精市を探しにきていて現在に至る。






「もっしも〜し!!精 市!!」


「……」




軽く揺すっても精市は起きる様子もなくぐっすり寝ていて…



普段は立海テニス部の部長として気を引きしめていることが多いから、こんなに無防備なのは少し珍しい気がする



「やっぱり、疲れてるの…かな?」


そりゃあ…やっぱりくせ者揃いの立海テニス部をまとめるとなると骨が折れるよね…


なんて思いながら眠っていることをいいことに、少し髪の毛に手を伸ばしてみる

優しく触ってみると精市の髪の毛は見た目通り柔らかくて…


なんだかドキドキする…―



「……にしても、男の子でこの寝顔はどうなのよ」


精市の寝顔は女のわたしでも落ち込む程綺麗な寝顔で、なんか逆に嫌味だ、これは…


睫毛長いし……


「なんかムカつくなぁ〜…
あ!顔に悪戯書きでもしてやろうかな…」


いつもは精市にからかわれてばっかりだし…たまには仕返し仕返し…っと


そう思ってブレザーのポケットからペンを取り出し精市の顔に近づく




「……」


「……さて、どう悪戯してやろうかな〜………っわ!??!」




そうっとペンを持っている手を近づけるといきなりその手を捕まれ引っ張られた


「んっ……?!」


「……」


バランスを崩してしまい精市に覆いかぶさるようになったと思いきや唇に何かが触れる




「んっ…ちょっ…、ちょっと!!!」


あまりも突然なことで頭が真っ白になりながらも精市を押し返す、


意外とすんなり離れてくれて、私は顔を真っ赤にしながら精市の顔をみるとそこには至極楽しそうに笑う精市が…




「俺に悪戯、だなんていい度胸だね?優雨」


「せっ…精市?!もしかして、お、起きてた…?!」


「さぁ、どうだろうね?」


そう言ってニコニコと意地悪く笑みを浮かべる精市…


「……まったく、起きてるなら起きてるって言ってよね…」


悪戯しようとしていたことは棚にあげそっぽを向いてそう言うと精市はまた楽しそうにくすくす笑う


「ふふっ…優雨になら悪戯されるのも悪くないと思って」


「…なっ、何言って…」


「けど、やっぱり俺は悪戯されるより悪戯する方がいいかな?」



そう言いながらおでこに一つキスを落とす




「なっ?!こ、こうやっていっつも私に悪戯してからかってきてるじゃない精市は…」


「いいだろう?優雨をからかえるのは彼氏である俺の特権。だから…」












「次、寝込みを悪戯するのは俺だから…覚悟しなよ?」












そんな勝ち誇ったような顔をするキミに悔しくて私も思わずキスを落とした









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大変短い&駄文ごめんなさい!!;;
次こそはちゃんとしたやつはやめにうpします!!


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