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小説(ファンタジー)
1
いつかはきっと何かが変化すると信じていた。
 そのために色々行動だってしたし、心だって惜しみはしなかった。
 だけど、全てが無駄だった。
 何をしたって、どんなに心を向けたって、それに返されるのは無言と蔑みの冷たい目線だけ。
 だから―――全部諦めた。
 未来は全て捨てて、過去のことだけを胸に秘めよう。
 悪夢が終わるそのことまで――――――。


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