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小狼とさくらの小説1
第一話 幸せな日々

いつものように学校が終わり、知世は亜依と帰っていた。

「知世ちゃん…あたしね、今悩んでるんだ(つд;*)」

「亜依ちゃんが悩み事を話してくれるのは初めてですわね。」

「うん…うちら高校三年生ぢゃん?そろそろ進路考えないとだよね(-_-;)」

「そうですわね。私は大学生になろうと思ってますわ。ここの大学は学科が多いと聞いたものですから」

「そうなんだーあたし中国語勉強したいんだよねー知世ちゃんはなにを勉強したいと思うの?」

「そうですわね。私は大学を卒業したら、アメリカへ留学したいと考えていますので…亜依ちゃんと同じ、外国科に行こうと思いますの(^ω^)」

「え?ホントに?知世ちゃんとまた同じく勉強できるんだー♪嬉しいな(゚▽゚)」
「私も嬉しいですわ。亜依ちゃんとまた同じく勉強できるなんて♪」

「(李君は、卒業したら何するんだろう。あたしが知世ちゃんに聞くのはおかしいよね…あたしさくらちゃんぢゃないし。そうだ!)ね、さくらちゃんと李君はどうするか知ってる?知世ちゃん」

「さくらちゃんも、亜依ちゃんと同じく中国語を勉強したいとおっしゃってましたわ。李君はまだ決めてないようですわ。でも、李君の事ですから、さくらちゃんと同じ外国科へ入るのでは?(笑)」

「あはは(笑)李君らしいや(笑)」

「李君、小学校五年生からずっと、さくらちゃんの事をお好きになられていたんですもの、さくらちゃんを手放すなんて出来ないと思います。」

「確かにねー。さくらちゃんと李君みてると、あたしたち受験生なのに、彼氏欲しいなぁ…とか思っちゃう(笑)」

「…亜依ちゃんは好きなお方いないんですの?」
知世は、薄々、小狼だと分かっていたが気ずかないフリをしていた。

「うーん…いないって言えばいないかな。いるって言えば、いるし…でも、私は叶わない恋だから、秘めたままの恋で終わりでいいの♪今は彼氏とか欲しいとか言ったけど、将来考えなきゃだし」
「亜依ちゃんらしい、考えですわね。」

そんな会話をしながら、知世と亜依は帰って言った。一方、さくらと小狼は…
お互い手を握ったまま、無言だった。二人とも、真っ赤な顔をしながら、並んで帰る二人。
「(なんか話さなくっちゃ…ほええ…でも恥ずかしいよう…無言で帰りたくないし…小狼君とデートしたい…)あ…あ…あの、小狼君…」
「(さくらに悪い事しちゃったな。気使わせた…俺が、手繋ぎたいもんだから…)な…なんだ?」

「あ…あのね…えっと…ほええ/////……私…私…小狼君とデートしたい…!」
「な…な…////……何処に行きたい?」

「え…///いいの?」

「ああ…///」

「私行きたい所があるの♪」
そこは、友枝遊園地だった。「無」のカードの気配を感じて、入ったさくら。小狼とぶつかり、再会した場所だ。

「…懐かしいね。あれから六年か…。」

「そうだな。あの頃の俺は、さくらの返事がまさか、「俺の事を好き」って言う事だと思わなかった。」

「ほえ?それぢゃぁ、小狼君は私が好きじゃなくても良かったの?」

「そうじゃない。……お前は雪兎さんが好きだったからな。それを簡単に諦められないと思っていたから。だから、俺は、二度と友枝町に戻って来ないと決めた。さくらにとって、どうゆう結末が幸せなのか考えたんだ、餓鬼だった俺なりに。」

「ううん。そんな事ないよ。小狼君はいつも私の側にいて励ましてくれた。いつも守ってくれたから…だから、好きになったんだよ。小狼君ぢゃなきゃ好きにならなかったとおもう」

「…さくら。」
さくらの顔にちかずける。
「…っ…////小狼君…」
唇が重なる…。そう、あの時見たいにまた、二人の気持ちが重なった。

唇を話した瞬間、小狼が口を開いた。
「さくら、そ…そ…その、小狼君ての辞めないか?なんか、まだ俺とさくらの間に溝がある感じがして、なんか俺、嫌だ」

「うん…わかった♪小狼」

「あ…ああ///(小狼て呼ばれると照れるもんだな笑さくら微妙に照れてるからかわいい///)」

……幸せな二人。でもこれから、友枝町に起こる事は誰も知らない。

「…さくらさん。私は久しぶりに貴女に会えるのを待っていますよ」

第一話 完

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