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6、side会長(R18。ホスト教師×会長)







「あ、は‥んん!‥あっ。」

あれから廊下の端にある、利用者の少ないトイレの個室で、俺と五十嵐は何度もキスをした。

「やめ‥もう、で‥あっ‥!」

便器に腰かけた俺の足の間で揺れる茶色の髪を掴むと、五十嵐が顔をあげる。

「出せよ」

「あァ!」

そう言って再び俺の勃起をくわえた五十嵐に敏感な先端の割れ目を舐められて、俺は堪らず悲鳴をあげた。

「あんまり声出すと、人が来るぜ」

「じゃ‥あ、先生の唇で、ふさいでください」

「お前な‥」


五十嵐は優しい。
俺が欲しいと言ったものはすべて与えてくれる。
馬鹿一馬みたいに、意地悪をして焦らしたりしない。

「んんっ。うっ、ん」

上顎を舐められながら、手で下をしごかれて、俺は勃起から白濁した液体を飛ばした。

「いっぱいでたな」

「は、はぁ。‥‥いじめないでください」

排水タンクにもたれて荒い呼吸を整えていると、五十嵐が俺の出したものでベタベタになった指を俺の目の前にかざした。


「なんで?好きだろこういうの」

そう言って自分の指をペロリと舐め上げるその舌の動きから目が離せなくなる。

その長い指が欲しい。


「先生、はや‥く」

「そう焦るなって」

五十嵐はにっこりと微笑むと、その指でシャツの間から俺の乳首を掴んだ。

「やっ。‥そっちじゃ、んあ」

「わかってるって」

「あっ」

固く立ち上がった乳首をいじるのが舌にかわって、俺の肛門に五十嵐の指が添えられた。

期待に心臓が高鳴る。


「せんせぇ、キスして?」

声を押さえられる気がしなかったのでそう言うと、小さく舌打ちをした五十嵐が勢いよく唇を合わせてきた。
ねじ込まれた舌に必死で自分のそれを絡めていると、突然後ろに指を入れられた。

中を拡げるように掻き回すその指によって俺の口から出たあえぎ声は、すべて五十嵐の口のなかに消えていく。

すぐに俺の前立腺を見つけた五十嵐に、そこばかり刺激されて、頭が溶けそうだった。


「ん?どうした?」

力の入らない腕で俺が五十嵐の肩を叩くと、五十嵐はすぐ唇を離してくれる。


俺そうとう甘やかされてるな。
この人はいつもこうなんだろうか。

そのなにもかもが、優しい仕草に俺の心臓は破裂しそうになった。

「ポケットに‥‥」

俺の言葉に首を傾げた五十嵐が、あいている方の腕を伸ばして、荷物かけのフックに掛かっている俺のブレザーのポケットを探った。

「準備がいいな」

意外とどこでも盛ってくる一馬のために、俺のブレザーのポケットにはいつも携帯用のローションが入っている。

それを見つけて苦笑した五十嵐は、自分の手のひらにそのローションを絞り出した。


「こんなの必要ないくらい、ここベタベタだけどな」

「あっ」


そんな意地悪なことを言いながら、ちゃんと手のひらでローションを暖めてくれるあたり、五十嵐は砂糖菓子のように甘い。


「いつもこんなに優しいんですか?」

「あ?まあな。そのほうが恥ずかしいだろ?」

「‥‥先生って意外と鬼畜なんですね」

「意外とってなんだよ。俺は結構、意地悪なほうなんだけどな」

そこまで言ってにやりと笑った五十嵐は、いきなり後ろに入っている指を三本に増やした。


「ああ!?」

「まあ、速水はこれぐらいじゃ満足できないみたいだから、もっと厳しくいくな」


そう言って早急に後膣を解した五十嵐が、そこに自分の勃起を押しあてる。


「あっ。すご‥‥」

「なんだよ。一馬もこれくらいだろ?」

五十嵐の股間から目が離せなくなった俺の首筋にキスをすると、五十嵐は腰を進めた。

「やっ‥‥せんせ‥いの、ほう‥が、あっ、あっあああ!」

「お喋りはおしまい」

な?と首を傾げて、俺の唇をふさいだ五十嵐は、やっぱり蕩けるぐらい優しかった。


俺はその優しさに甘えて、その夜やつの腕の中で少し泣いた。




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