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ホワイト・ノート
言葉と言葉が交差する
皆、何を言っているの？何がしたいの？
分からない、分からない分からない分からない！！
「この紙に、３０文字以内で書いてください」
白い白い紙に書けばすべてが分かる
私にも、言葉が分かる！
嗚呼、嬉しい嬉しい
さあ、書きましょう。紙に言葉を、偽りの無い気持ちを。
「ねぇ本当？」
「何が？」
お願い言わないで、お願い言わないで言わないで言わないで！！
なんだ、これも紙に書けばいいんだ
「またそうやって」
「自分にも嘘をついてる」
あ・・あっあっあああああああああああああああああああ！！！！！！！！
言葉と言葉が交差する
なんで皆、私を見るの？見下すの？
分からない、分からない分からない分からない・・・・もしかして
「この紙に１００文字以内で書いてください」
白い白い紙に書けばすべてが分かる？
私にも、気持ちが分かる？
嗚呼、悲しい悲しい
さぁ、書きましょう。紙に言葉を、偽りが在る何かを。
「悲しい？じゃあ何で君は笑ってるのかい」
「ねぇ何が真実？」
「えっ？」
すべてよ、すべて！！どれもこれも、真実！・・・あれ？何を言っているの？
何を言っているの私いぃぃぃぃ！！！！！！！
「ほらね」
「言葉で真実は語れない」
分からない分からない分からない分からない分かりたくない！！！！！！！！
すべてすべてが聞こえない
何か信じるものを下さい
「じゃあ、すべてを信じなよ。その目も口も鼻も、全部。一つだけに執着してないで、さ」
・・・・・・・・・・・そう？
そうね。おもしろいかもしれないわ。
「ねーねー」
「何？」
「なんかさー、よく笑うようになったよねー」
「そうかな？」
「うん！！明るくなった！！」
「良かった」
では、なにから始めればいいかな
「・・・・・・笑ってみなよ」
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