[携帯モード] [URL送信]

main
さようなら友よ
雪解けと共に別れはやってきました
軽やかにそして尚且つゆっくりと
雪解けの水溜りがまだ残る道をそろりそろりと歩いていくのは
とても悲しいです
一歩進むごとに一歩離れていく
今の友達 今の風景
別れの合間にやって来る胸の高鳴る高揚感、そして思い出
まるで走馬灯のようにパッと出てはすぐ消える
少しの後残りと懐かしみと哀しみで出来ています
儚い夢の様でした
雪が解け、道が見えてきます
もうこの人達とは逢わないだろうと思うと
胸がはちきれそうです
時が止まってくれたらと、思いました
けれどどれだけ願っても別れは来るのだと
時が教えてきました
黒い筒を両手に掲げ
これが別れだと言いました
もしまた遇えたなら
その時は笑えたら良いと思います
そのときまで
さようなら


[*前へ][次へ#]

10/23ページ


あきゅろす。
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!