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はまる。

キーンコーンカーンコーン・・・

「くぁあ・・・。お、終わった・・・・」


今日はテスト最終日。ついで今鳴ったチャイムで全ての教科が終わった。

今終わったばかりのテストの手応えを話し合っているのか教室中がざわめいている。


「なまえ〜、テストどうだった?」

「まあまあ?かな・・・前よりは悪いかも」

「あたしなんて燃え尽きたよ!なんで数学が一番最後なのよ」

「ちゃんとまんべんなく勉強しなきゃあ」

「うるさい!英語は80取れる自信あるわよ?なまえは?」

「・・・英語は嫌いなんだよ」

「ふふん」

「なんか悔しい!」


なんてまあよくある会話をかわしつつ、いつもより少ない道具を持って教室をでる。

今日は図書局みんなで本の整理なのだ。お腹が減るのでちゃっちゃとやってしまいたい。




「や」

「うわ!」

長い廊下の曲がり角、いきなり現れた人物に少なからずびっくりしつつ

「神威さん!」

「なまえ、おなかすいた」

「いきなり何言ってんですか。」

「さっさと帰ろう」

「・・・図書局があるので」
「弁当でも持ってきたの?」

「いやちゃちゃっとやって1時には帰りますから」

「お腹すくよ」

「・・・まあ、そりゃあ」

「でしょ?ということだから」

「だから・・・?」

「サボって帰ろう」

「いやいや無理です。ごめんなさい」

「だいたいテスト終わったばっかりなのによく働くよネ」

「まあテスト期間中はできませんしねー。あ、そうえばかんじんのテストはどうでした?」

「褒美がもらえるぎりぎりの点数てかんじかな」

「へ、へぇ」


なんか私的に一番嬉しくない点数な気が・・・・
料理なんてできるのか私


「あ、阿伏兎さんはどうでしたかね」

「俺は阿伏兎が勉強するとは到底思えないな」

「ですよね。」

というか神威さんもしないと思うのだが。ぎりぎりの点数なら少しはしたのかな・・・?

「そういうなまえは?」

「まあまあですかね。赤点とかはないと思います」

「なまえ赤点なんて取ったことあるの?」

「1年のときにね・・・一度風邪をひいて」

「へぇ俺も補習がある教科は多分赤じゃないよ」

「補習がない教科は赤点があるって言ってるようなもんですよ」

「全部赤じゃないだけましだろ?」

「・・・・赤点があるのに褒美をもらえるってどういうことですか。」


「そりゃあ前回のテストが悪ければもらえるでしょ」

「そうだった・・・」


なんか嵌められたような気分になりました。







((お腹減ったな・・・))

現実逃避してみる

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