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夢か幻か

『雫様。着きました。こちらが、今日から通われる、私立鳳蘭学園です。』



十六夜さんは、車が止ると、素早く車から降り、僕の座っていた所のドアをあけた。



『うわぁ…でかいなぁ…』



学園のでかさにびっくりする僕を見ながら、十六夜さんは言った。



『では、私は失礼させて頂きます。また、終わられる頃迎えにあがります』



『ありがとうございました。』



このドキドキは、きっと新しい学園生活がたのしみだからだと言うことにしておこう。



十六夜さんはまた車に乗り込み、僕が校門をくぐるのを見届け、帰って行った。





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あきゅろす。
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