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夢か幻か

僕の反応を見た学長は、一度僕から離れて向かい側のソファーに座った。



『……いい感度してんのな。ほら、こっちこいよ?』


そういうと、自ら自分の隣に来るように僕に命じた。



『……拒否権は……?』



『……キミは拒否出来るのかな……?』



『……………』



『キミには…拒否権はないよね…?』



その通りだ。



拒否イコール僕の過去をバラされる。



僕には拒否権はない。
ないのに、小さな希望に縋ってしまったのだ。



『……っつ……』



僕は学長の隣に行くしかない。



重たい腰をあげ、学長の隣に座った。



『…………』



『キミはどんな声で鳴くんだろうね……?』



そういった学長の口は、僕の口を塞いだ…



『……ん』



学長の舌が僕の舌に絡まってくる。



ぴちゃぴちゃと厭らしい音をさせながら続くねっとりとしたキス。



『……んっ……』



僕はされるがままだった。



そのまま学長の手は、僕のシャツのボタンを外していく……



『……っ…』



ボタンを外し終わった手は、僕の肩に置かれ、そのまま僕は押し倒された。



『……楽しませてくれよ…?』



学長はそういうと、僕の首筋に舌を這わせた。



『………んっ……』



なんか声を出すのが悔しい感じがして、僕は声を出さないように我慢していた。


首筋や耳をしつこく舌で攻められ、僕の体はぴくりと跳ねる。



学長の右手は器用にズボンを脱がし、僕の下半身を露にした。



胸や背中を手で撫でられているだけなのに、僕の体は快楽を感じていた。



『……っあ…ぁぁ……』



学長の的確に快楽を引き出す愛撫に思わず声が出てしまった。



『……もっと声だして鳴けよ…?』



そういうと学長は僕の脚を開き、自分の指を舐めた。



『は……っぅあぁっ…』



その指が僕の中にゆっくり入れられた。



僕は、学長がもたらす快楽に我慢が出来なくて、声をだして喘いでしまった。



『あっ…ぁあ…』



僕の中で学長の指が動く度に、僕の体はビクンと跳ねた。



指は僕の奥まで入りぐちゅぐちゅと、僕のお腹を圧迫する。



『……ひぁあ……っやぁ……』



学長の指がもう一本僕の中に入れられた。



僕の体を知り尽くしてるかのように、今までにない快感を与えてくる。




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