夢か幻か
3
…
……
この人全くしゃべらないよ。普通転入生とかといたら、
『どっからきたの?』
とか、聞くよね?…多分。
とりあえず、仲良くしようよ的な感じにならないかなぁ?
『着いたぞ。学長室だ。』
そんな事を考えてたうちに、目的地に着いたらしい。
『神谷です。一ノ宮雫を連れてきました。』
ノックをすると、神谷はそういった。
『どうぞ。』
中から声がした。
『失礼します。』
僕と神谷は一礼をして、入室した。
『ようこそ、我が学園へ。一ノ宮 雫くん。』
『は、はい。これからお世話になります。よろしくお願いします。』
僕はびっくりしていた。
学長っていうから、オジサンを想像してたのに、
そこにいたのは、制服を着たかなりカッコいい僕と同じ年くらいの男だった。
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