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宍戸SIDE

「1年に出来んのかよ」
跡部のつぶやきに
「え?」
刹那はよくわからないという顔をした
まぁ、マネージャーに1年も3年もねぇよな

「まぁ、いい俺様は」
「キングの跡部景吾ぶちょー」
「…アーン、よくわかってんじゃねーの」
ふわっと笑いうなずく

皆はよく分からないが頬を染め息を漏らした

そして、忍足の方を指差し
「氷帝の天才、忍足侑士」
そして次々に指を指していく
「アクロバット、向日岳人
マイペースなボレーヤー、芥川慈郎
絶対音感、鳳長太郎
氷帝の次代を担う、日吉若」
最後に俺を見ると
「りょー!!」
とだけ言った刹那
「流石だ、刹那」
を存分に愛でる監督

監督みんな引いて……
ない!?
みんな監督と同じような顔してやがる

「宍戸さん、どうかされました?」
「いや……」
「彼、女の子みたいですね」
「そういわれればそうだな」
刹那は確かに中性的な顔立ちだ
「宍戸さんは彼と知り合いなんですか?」
「いや、さっきここまで案内しただけだ」
「そうだったんですね」

「刹那、刹那は何年生なの?」
「僕、3年生」
「A−、本当?じゃ、慈郎って呼んでね」
「わかった、じろー」
相変わらず慈郎は誰とでもすぐ仲良くなれ…


「「「3年!?」」」

「てことは、先輩かよ!?」
「刹那そろそろ帰ろう、送っていくぞ」
「あーい、さかき先生」
榊先生は刹那に帰るように促す
「みなさん、さよなら」

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あきゅろす。
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