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宍戸SIDE

次に立海に来た
「というわけで水沢刹那くんだよ」
立海の部長、幸村は刹那をなで…って部長たち撫ですぎじゃねぇか?
確かになでると喜ぶけどよ…
「刹那と呼んでください。よろしく」
幸村と話した事でだいぶ回復したのかいつもどおりふわふわと自己紹介した

仁王は無言で刹那に近づきしゃがんで目線をあわせた
「久しぶりやの、刹那」



「ふぇ?」
「…覚えてないか?」
「んー?えっと、はじめまして?」
「仁王、刹那くんを口説かないでくれるかな?」
「おぉ。怖い怖い」
仁王は冗談っぽく笑った
もしあの言葉が本当ならばどんな関係なんだろう
だが刹那もとぼけているようにはみえないしな…

「刹那は3年だったな」
「うん」
「俺は柳蓮二だ、よろしく」
「よろしく^^」
刹那の笑顔は殺人級だ
激可愛い…

って何考えてんだ俺


でもそう感じてんのは俺だけではないみたいだ
皆、笑顔になってやがる
ある意味刹那の能力なのかも知れねぇな

四天を早めに出たおかげで時間があまり
一人一人にあいさつができたみたいだ
「そろそろもどらねぇと跡部が怒るぜ(俺を)」
「うん。せいいち、ありがとう」
幸村はにこやかに笑いかけた

そのあとの俺をみた時のあの目は恐ろしくて思い出せない…


帰る途中
「立海はみんないい人♪」
とスキップをし始めた刹那

「っとやべぇ、いそぐぞ」
「あーい」
もうすぐ時間になる
あいつ時間にうるせぇからな
急いで戻らないとこの広すぎる別荘ではまにあわねぇ

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