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まあ、よろしく


オーナーさんから詳しく話を聞いた。
デンライナーのこと、特異点のこと、イマジンのとこ…色々聞いたから頭がパンクしそうだったけどオーナーさんがわかりやすく説明してくれてなんとか大丈夫。

まあ正直信じがたい話だ。
イマジンなんて変な生物とか、良ちゃんが正義のヒーローだとか…普通アニメのなかだけなんじゃないの、こういうのって。


「そういえば、なんでオーナーはなまえちゃんを連れてこいって…。」


良ちゃんの言葉にハッとした。


『そうだ、なんでですか!?』

「モモタロスくんのせいというのもありますが…ちょっと頼みごとがありましてねぇー…。」


モモタロ…?だれだそれ。
てか頼みごと?


「モモタロスくんのこともありますし、丁度いいと思いましてねぇ。なまえさん、デンライナーでバイトしませんか?」

『ば…ばいと?』

「オーナー、バイトってなんですか?」

「ナオミくんのお手伝いをするだけでいいんですよ。最近人出不足でしてねぇー。」


バイトって…この意味のわからないデンライナーってとこで、意味のわからない生物がいるなか、意味のわからないバイトをしろと?意味がわからない!


でもなんか断りずらいしナオミさんと働けるからいいかなって思ってokしたらオーナーは満足そうに出ていった。






可愛い可愛いナオミちゃんとお仕事かぁ…!なんて素敵なシチュエーション!なんか楽しみになってきた!





「なまえちゃん。」

『なに?』

「バイトするわけだし…みんなと自己紹介なんてどうかな。ほら、みんなと仲良くならなきゃ!」

『そうだねー。』


やるんだったらみんなと仲良くなりたいよねー。自己紹介とか楽しそう…!


「私はナオミっていいまーす!気軽にナオミってよんでください!食堂車でコーヒー作るのが好きでーす!よろしくー!」

『よ、よろしく!』


いきなりテンションの高い…えと、ナオミ…。明るくて可愛い。なんか仲良くなれそうだ!


「私はハナ。さっきは強引に連れてきちゃってごめんね。仲良くしてくれたら嬉しいな。」

『全然大丈夫!よろしく!』


ハナさんは姉御キャラだな。気が強くてかっこいいけどすごく優しくていい人だ。



なんかここの女の子達、モロタイプ!
でも私には愛理さんが…!
ああ、こんな罪深い私を許してください!愛理さぁん!


「なまえちゃん、こっちも紹介するよ。」

『へ?』


「はじめまして、僕はウラタロス。なまえさん、でいいのかな?もしよかったら…僕に、釣られてみる?」



なにこの青いの。きもすぎる。
でもなんか紳士そうなやつだなぁ






「亀ちゃんずるーい!次は僕ね!僕はリュウタロス!仲良くしてくれるよね?答えは聞いてない♪」


自分から疑問文をだしたくせに答えを聞かないとは…なんで自己チューな!しかもなんか子供っぽい。


「次は俺でええか?俺はキンタロス。よろしく頼むわ。」


一番まともだ。
だがしかしキラキラしてて目が痛い。長く見れないなぁ。でもフワフワさわりてぇ。



「なまえちゃん、みんなこうみえて優しくてあたたかいんだ。仲良くしてあげて。お願い。」

『ん…わかった!えーと…。

みょうじなまえっていいます。
気軽になまえでいいです。
好きなものは愛理さん、女の子。
嫌いなものは男。

以上!』


「なんか否定された気がするんだけど…気のせいかな?」


青いの…えと、ウラ…ウラロータス?がそんなこといったけど無視した。そしたらウラロータスが近寄ってきたからガンをとばす。


「睨んでも魅力的だよ?」


って言いながら腰に手を回してきた。一瞬でぶわっと鳥肌と蕁麻疹がでる。きもちわるい!


殴ろうと腕を上げたとき、




ガァン



『え?』


ウラロータスがふっとんだ。
どうじに私の目の前は真っ赤になった。
血の赤じゃないけど真っ赤になった。









まあ、よろしく
((この赤いの…さっきらひとりで))
((奥にいたやつ?))







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次回はモモタロス目線w

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あきゅろす。
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