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オカンに恋して 弁


「さあ、早く食べよう!!」

「…。」

『…。』

「さあさあ早くっ!!あれ、どうしたの?ハンバーグ嫌だった?せっかく隠し味いれたのに…。でも美味しいはずだから食べて!!デザートもあるから!!デザートは名前の好きなシュークリームだよぉ。」



オカン…いや、デネブはいつもこう。
料理や掃除、その他の家事だって
なんなくこなしちゃう…まるでオカン。

お母さんがいない私にはすごく
嬉しいんだけど…。



「名前?どうかしたのか?」

『い、いや、別に!!』



最近はデネブを異性として意識している。


つまり、好きになってしまった。
このことは侑斗にバレちゃったけど、
デネブには気づかれてないよね。



『おいしー!!』

「それは良かった。実はその味噌汁はダシをかえたんだ。」

「…まさかお前、野上んとこの亀からとったんじゃないよな!!?」

「ぎくっ!!」

「デーネーブー!!」


…なんだかよくわからないけど、飲まないようにしよう。あ、さっきちょっと飲んじゃったよちくしょー。



「名前、椎茸やる。」

『はいはい。』

「侑斗、自分で食べなきゃ駄目だ!!」

「うるせぇ!!いいだろ、別に。」

『そうだよ、私が食べるからいいよ。』

「でも…。」



しゅんとなるデネブが可愛くて、つい笑ってしまった。侑斗がキモッて言ってきたがシカトしよう、うん。


「あ、野上からメール…。はぁ!!?」

「どうしたんだ!?」

「ちょ、緊急事態だ!!」

『何かあったの?』

「ああ、このままだと椎茸がぁぁぁぁ!!」


そういって侑斗はゼロ ライナーからとびだしていった。



『…。』

「…。」



急に静かになったゼロ ライナー。



「あの!!」

『あ、え、なに?』



なんだか意識しちゃってうまく話せない。
どうしよう、緊張してきた。


「名前は…好きなやついるのか!?」

『え、い、うん…。』

「そ、そうなのか…。」

『で、デネブは!?』

「俺は…、








名前が好きだ!!」



『っ、』








オカンに恋して
(付き合ってください!!)
(え、あ、はい!!)






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オカン大好きーo(^-^)o





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