君は俺を正義と言った 戒 「すっごく気分悪いって気がするよ、俺。」 『うん、そんな顔してるね。』 カイは本当にイライラしているみたいで、手帳をぐしゃぐしゃにしていた。レオも心配そうに見ている。 「名前、」 いきなりニコッと笑うカイ。 機嫌がなおったのかな。 それはすごくいいことだけど。 なんだかニヤニヤしてる。 『なに。』 「名前はずっと一緒にいてくれるよなぁ?」 『うん、当たり前だよ。』 そういうと、高笑いするカイ。 「やっぱ名前は変わってるって気がする。」 『そう?』 「だって俺とずっと一緒にいてくれるって言ったじゃん。」 カイは笑っていた。 でもすごく悲し気だった。 胸が痛い。ズキズキする。 なんでカイだけが苦しまないといけないんだろう。なんでカイだけ孤独にならないといけないんだろう。 こんなにカイは、 「名前、」 優しいのにね。 『ん?』 「だーい好き。」 『…私もだよ。』 せめて私だけでも、カイの傍にいよう。 そして支えてあげよう。 私にとってカイは…。 君は俺を正義と言った (やっぱ名前は変わってる。) (変わってるのはカイも同じだよ。) === 初作品がこんな微妙でいいのか(笑) とりあえず初作品は大好きなカイに しましたo(^-^)o [次へ#] |