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過去御礼小説
竜胆(りんどう) 2500
市丸が死んでから、お前は笑わなくなった。
だが、決して崩れない。
誰にも縋(すが)らない。
強くて脆い、不思議な女。
俺の方が戸惑って、今日もまた、何もしてやれない。
湿った野山に咲く、竜胆のようだ。
涙に濡れながらも、美しさを欠いたりはしない。
お前はもう、俺の腕なんかじゃ届かない場所へ、行っちまったのか?
竜胆(りんどう)
(悲しみにくれるあなた)
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